*この記事は17日に配信されたものです。
1554GMT 15日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
16日終値 前営業日終値
株 FT100 5190.24(‐32.71) 5222.95
クセトラDAX 5743.39(‐87.38) 5830.77
金 現物午後値決め 1047.50 1053.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 99.150 (‐0.010) 0.423(0.416)
独連邦債2年物 1.448(1.429)
独連邦債10年物(12月限) 121.33 (‐0.10) 3.298(3.308)
独連邦債30年物 4.044(4.049)
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<為替> ドルが上昇。10月の米ミシガン大消費者信頼感指数が低下したことでリス
ク許容度が低下し、安全資産としてのドルへの需要が高まっている。
<株式> ロンドン株式市場は続落。米企業のさえない決算やミシガン大消費者信頼感
指数速報値の低下を受け、銀行・鉱山株に売りが出た。
バンク・オブ・アメリカ
対する失望から軟調となった米株価に追随した。
この日発表された10月のミシガン大消費者信頼感指数速報値が前月から予想外に低下
したことも圧迫要因となった。
英銀行の下げがきつかった。バークレイズ
ンク・オブ・スコットランド(RBS)
チャート)銀行
増資をめぐる懸念からこのところ下落していたロイズ・バンキング・グループ
がこの日は1.9%高となった。主要子会社のハリファックス売却で合意したほか、ドイ
ツ銀行が投資判断を引き上げた。
金属価格の下落を背景に、鉱山株が前日の下げを拡大した。リオ・ティント
アントファガスタ
ス
個別銘柄ではセインズベリー
ス・ファンドが新たな内容の買収案提示を計画しているとのうわさで前日は急伸していた。
エネルギー株は買い優勢だった。ドル安や米石油製品在庫の予想外の減少を受けた米原
油先物
プ、ロイヤル・ダッチ・シェル
・エナジー
欧州株式市場は反落。失望を誘う米バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)
とゼネラル・エレクトリック(GE)
信頼感を受け、一時つけていた1年ぶり高値から押し戻された。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は7.64ポイント(0.75%)安
の1009.62。一時、前年10月7日以来の高値となる1026.43に上昇した。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は45.56ポイント(1.55%)安
の2893.53。
バンカメとGEの決算は、前日発表された米IBM
算を受けた勢いを打ち消す形となった。
金融株の下げが目立ち、ドイツ銀行
リバ
バンカメの第3・四半期決算は、メリルリンチの投資銀行部門の業績が改善する一方、
消費者クレジットに絡む損失が足かせとなり、予想を超える赤字となった。
GE第3・四半期決算は、利益が市場予想を上回る一方、収入は予想割れとなった。
10月米ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)は予想外に低下。深刻な景気後退から
打撃を受けた家計の状況はすぐには回復しないとの見方が根強いことが背景となった。
企業決算や景気回復の強さをめぐる懸念から原材料価格
追従した。
BHPビリトン
ュラル・リソーシズ
原油価格が下落したものの、石油株は上げを維持した。BP
・シェル
個別銘柄ではスウェーデンの通信機器エリクソン
<6758.T>の合弁会社である携帯電話ソニー・エリクソンの第3・四半期はコスト削減が奏
功し、税引き前の損失が前四半期から縮小した。
<ユーロ圏債券> おおむね上昇、先物は3週間ぶり安値から値を戻した。米企業決算
が投資家の失望を誘い、低リスク資産に資金が流れた。
この日発表された米決算は、バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)
り、ゼネラル・エレクトリック(GE)
加えて、10月のミシガン大消費者信頼感指数(速報値)が予想外に悪化、欧米株安に
つながった。
独連邦債先物12月限
比では20ティック高。
独連邦債2年物
10年物
ある市場関係者は、週内に相場が大幅下落したことでショートカバーの利食いが入った
かもしれないと話した。
欧州中央銀行(ECB)のビーニ・スマギ専務理事は、インフレリスクが高まれば、債
券利回りを押し上げる「即時の反応」が表れ、各国の公的債務への「多大な負担」につな
がる可能性があるとの見解を表明。また、欧州での景気回復がより確実になるまでは、E
CBの金融政策に変更はないと言明した。
[東京 17日 ロイター]