報道によると、米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事は1日、「新型コロナウイルス感染拡大の影響克服に向けFRBは向こう数カ月に新たな措置を打ち出す」との見方を伝えた。
FRBはインフレ率が一時的に2%を上回ることを容認し、長期的に平均2%の目標達成を目指すが、最大雇用の確保も図る。
ブレイナード理事によると、「最大雇用の実現とインフレ率を長期的に平均2%とする目標を達成するために、必要な緩和を提供することが重要」とされる。
市場関係者の間からは、「FRBの現行の金融政策は市場安定化に寄与しているが、ブレイナード理事の見解によると、FRBはさらなる金融緩和を計画している可能性が高い」との声が聞かれている。
5年債など特定の年限における債券利回りの目標水準が設定される(長短金利操作)可能性は高まっているようだ。