日経平均<.N225> 日経平均先物3月限<0#2JNI:>
前場終値 10604.90 (+110.19) 前場終値 10620 (+110)
寄り付き 10521.81 寄り付き 10540
安値/高値 10513.55─10627.14 安値/高値 10520─10640
出来高(万株) 68032 出来高(単位) 22552
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[東京 28日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は反発。1万0600円台を回
復し、年初来高値を付けた8月31日以来となる水準まで上昇した。薄商いながら為替の
落ち着きや11月鉱工業生産が市場予想をやや上回ったことを手掛かりに短期筋が先物に
仕掛け的な買いを入れたとみられている。海外勢のショートカバーが若干ながらも継続し
ているとの指摘もあった。
前場の東証1部騰落数は値上がり1092銘柄に対して値下がり422銘柄、変わらず
が154銘柄だった。東証1部の売買代金は4207億円。
市場筋によると、朝方の寄り付き前の外資系証券10社経由の注文状況は、売り430
万株に対して買い540万株と、売り買いともに今年最低のボリューム。朝方のバスケッ
ト注文も売り買いともに観測されず、現物株は薄商いだった。
ただ、「薄商いのなか、年末を控えた換金売りなどの売りニーズは25日で終わってお
り、資金需要面での売りはない」(立花証券・執行役員の平野憲一氏)というなかで、
「わずかながらも市場予想を上回った11月鉱工業生産をきっかけに先物に仕掛け的な買
いが入った」(準大手証券トレーダー)という。日経平均は先物に先導されスルスルと上
昇し、約4カ月ぶりとなる1万0600円台を回復した。
11月鉱工業生産指数速報は前月比2.6%上昇と事前予想の2.4%の上昇を上回っ
た。市場では「回復継続は株式市場では織り込み済みなので、材料としてはニュートラル
とみている」(大和証券SMBC・金融証券研究所投資戦略部部長の高橋和宏氏)との声
も多かったが、短期筋が買い手掛かりとして使ったとみられている。
またドル/円は91円台で伸び悩んでいるものの落ち着いていることで、輸出株などへ
の買い安心感が出ているという。みずほインベスターズ証券・エクイティ情報部長の稲泉
雄朗氏は「12月日銀短観の大企業・製造業の想定為替レート、91円16銭を上回って
いることで買い安心感がある。一方、海外勢のショートカバーも若干ながら継続している
ようだ」と述べていた。
個別では、トヨタ自動車<7203.T>やホンダ<7267.T>、ソニー<6758.T>など主力輸出株が
しっかり。
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>、
三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>のメガバンクも小幅ながら上昇した。
(ロイター日本語ニュース 伊賀 大記記者)
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