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2日の中国本土市場概況:上海総合は続落で3.5%安、当局の相場テコ入れ策も響かず

発行済 2015-07-02 17:06
更新済 2015-07-02 17:33
2日の中国本土市場概況:上海総合は続落で3.5%安、当局の相場テコ入れ策も響かず
2日の中国本土マーケットは大幅な値下がり。
主要指標の上海総合指数は、前日比140.93ポイント(3.48%)安の3912.77ポイントと続落した。
節目の4000を割って引けるのは、4月9日以来、およそ3カ月ぶりとなっている。
上海A株指数は147.58ポイント(3.48%)安の4098.09ポイント。
外貨建てB株相場も下落した。
上海B株指数が15.05ポイント(3.65%)安の397.46ポイント、深センB株指数が50.38ポイント(3.52%)高の1381.26ポイントで引けている。
朝高の後に売られる流れ。
当局が相場テコ入れ策を相次いで打ち出したことなどが好感され小高くスタートしたものの、買いの勢いは続かず、程なくマイナスに転じた。
中国PMIの下振れなどを受けて、本土景気の先行き懸念が浮上したことが引き続き売り材料。
明日3日から来週8日にかけて、27社が新規株式公開(IPO)の公募手続きに入ることも逆風となった。
幅広い銘柄が売られる。
上海総合の構成銘柄は9割超が下げた。
なかでもインフラ関連株が安い。
交通インフラ整備の中国交通建設(601800/SH)と発電設備の上海電気集団(601727/SH)がそろってストップ安した。
素材関連株や発電やガスの公益株、空運株、ITハイテク関連株などの下げも目立つ。
ただ、引け近くに石油や銀行など時価総額上位の銘柄が急伸し、指数の下げを縮小させた(上海総合は一時6%超の下げ)。
中国石油天然気(601857/SH)が8.8%高、中国工商銀行(601398/SH)が5.6%高と値を上げている。

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