*24日に送信した記事を再送します。
1511GMT 22日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
23日終値 前営業日終値
株 FT100 5242.57(+35.21) 5207.36
クセトラDAX 5740.25(‐22.68) 5762.93
金 現物午後値決め 1061.75 1053.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 99.195 (+0.005) 0.420(0.418)
独連邦債2年物 1.397(1.386)
独連邦債10年物(12月限) 120.85 (‐0.34) 3.352(3.306)
独連邦債30年物 4.105(4.056)
--------------------------------------------------------------------------------
<為替> ドルとユーロが対ポンドで急上昇。第3・四半期の英国内総生産(GDP)
伸び率が前期比マイナス0.4%と、6四半期連続でマイナスとなり過去最長の景気後退と
なったことから、プラス成長を期待していた向きに冷や水を浴びせる格好となった。
<株式> ロンドン株式市場は反発。企業決算などを手がかりに買いが優勢となり、鉱
山株や金融株などが値上がりした。この日発表された第3・四半期の英国内総生産
(GDP)は予想外のマイナス成長となったものの、株式相場への影響は限定的だった。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は一時、5299.57と1年1カ月ぶり高値をつ
けた。
ハーグリーブズ・ランズダウンのアナリスト、キース・バウマン氏は「GDPの数字は
残念な内容だったが、市場関係者の間では、中銀が量的緩和を延長する、より良い機会に
なると受け止められたようだ」と語った。
第3・四半期の英実質国内総生産(GDP)伸び率は、季節調整済みで前期比マイナス
0.4%、前年比マイナス5.2%となった。前期比では予想外にマイナスを記録、6四
半期連続と、英国で統計をとり始めて以来最長のリセッション(景気後退)となった。
こうしたなか、企業決算では米マイクロソフト
算が減収減益となったものの、市場予想は上回った。パソコン(PC)市場安定化の兆し
が示されたほか、基本ソフト(OS)のウィンドウズや家庭用ゲーム機「Xbox」の売
上高が予想を大きく上回った。
また、この日発表された9月の米中古住宅販売は予想を上回り、2年超ぶり高水準とな
った。
銀行株では、HSBC
バークレイズ
は0.7─3.5%高。
ロイズ・バンキング・グループ
リーガル&ゼネラル
おり、まとまればロイズに数100万ポンドがもたらされる可能性がある、と明らかにし
た。
鉱山株では、アングロ・アメリカン
<欧州株式市場> 続落。景気回復をめぐる懸念から原油価格が下落し、石油株が売ら
れた。医薬品株も安い。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は5.84ポイント(0.58%)安
の1008.88。一時1027.89まで上昇した。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は16.11ポイント(0.56%)安
の2886.08。
BGCパートナーズのストラテジスト、ハワード・ウィールドン氏は「好悪両方のニュ
ースが入り混じる興味深い週だった。市場は強い上昇基調を取り戻しており、利食い売り
が出たと考える」と述べた。
米原油価格
エナジア
タル
医薬品株の下げが目立った。アイルランドの医薬品大手エラン
23件の死亡事例を受け、欧州当局が多発性硬化症治療薬「タイサブリ」に対する調査を
開始した。
半面、銀行株は堅調。HSBC
ャータード
<ユーロ圏債券> 下落。独連邦債10年物利回りは1カ月ぶりの水準に上昇した。堅
調な経済指標を受けてユーロ圏経済の持続的回復に対する期待が高まった。
一方、第3・四半期の英実質国内総生産(GDP)伸び率が予想外に前期比でマイナス
を記録したことを背景に、英国債は下値が限られた。GDP発表を受けてイングランド銀
行(英中銀)が資産購入プログラムを拡大するとの見方から英国債が選好され、10年物
の英国債と独連邦債の利回り格差は前日終盤の41ベーシスポイント(bp)から32b
pに縮小した。
9月の米中古住宅販売が2年超ぶりの水準に増加したことや、米連邦準備理事会
(FRB)が長期間低金利に据え置く方針について、連邦公開市場委員会(FOMC)声
明の表現の見直しを検討しているとのフィナンシャル・タイムズ紙のニュースが、米国債
を押し下げた。
マークイットがまとめた10月のユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値は、
サービス部門PMIが2008年2月以来の高水準となった。製造業PMIも1年半
ぶりの高水準となった。
1520GMT時点で、独連邦債先物12月限
120.84。独連邦債10年物
一時3.362%まで上昇し4週間ぶり水準となった。
金利動向に左右されやすい同2年物
時1.448%まで上昇した。
2・10年債の利回り格差は前日終盤の192bpから195bpに拡大した。
来週には独連邦債とイタリア国債を中心に最大165億ユーロ規模の入札が予定されて
おり、投資家の関心が集まっている。アナリストからは、市場の潤沢な資金を理由に入札
は無難に消化されるとの声が聞かれている。
10年物のギリシャ国債と独連邦債の利回り格差は138bpに拡大した。フィッチ・
レーティングスが前日、ギリシャのソブリン格付けを「Aマイナス」に1ノッチ引き下げ
たことが背景。
[東京 24日 ロイター]