ドル／円
午後３時現在 ８７．３５／４０ １．４９９９／０２ １３１．０５／１０
正午現在 ８７．０５／０８ １．５０１５／１９ １３０．７１／８４
午前９時現在 ８６．２８／３１ １．５０３３／３８ １２９．６９／８１
ＮＹ17時現在 ８６．３０／３５ １．５００５／０８ １２９．６５／７３
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［東京 １日 ロイター］ 午後３時現在のドル／円は、ニューヨーク市場の午後５時
時点から上昇し８７円前半。日銀が臨時の金融政策決定会合を開催すると発表したことを
きっかけに量的緩和観測が広がり、円が幅広く売られた。ドルは一時８７．５３円と３日
ぶり高値をつけた。
日銀が午前１１時過ぎ、きょう午後２時から金融政策決定会合を臨時招集すると発表し
たことを受けて、外為市場では「国債買い入れ増額など量的緩和策導入の可能性」（外銀）
を見込む観測が広がり、円が幅広く下落した。ドルがきょうの安値から１円半近い上昇
となったほか、ユーロ／円
１３１．２８円まで２円弱、英ポンド／円
へ２円超、豪ドル／円
しかし、急速な円売りが一巡すると円安は一服となり、ドルは８７円前半へ反落。ユー
ロも１３１円ちょうどでもみあいとなった。市場では「他国に比べて（緩和策への）対応
が遅れていた日銀が動く効果は多少あるだろうが、世界中で量的緩和策が実施されている
現状から見れば、他通貨対比で円だけが大きく下落するわけではない」（外銀）との声が
出ている。「円はこれまで大きく買われてポジションがたまっていたため、その反動もあ
って円売りが出やすかった」（別の外銀）として、きょうの円下落は最近の円高の反動の
域を出ないとする見方もあった。
＜豪ドル予想通りの利上げで利益確定売り＞
アジア時間の取引では豪ドルが下落。対米ドル
売られた。オーストラリア準備銀行（中央銀行）がこの日の理事会で、市場予想通り政策
金利を０．２５％引き上げて３．７５％としたこと、同時に発表された声明文に「今後の
金融政策運営を示唆するようなポイントが見当たらない」（外銀）ことなどから、来年
２月２日の次回会合で再び利上げが実施されるとの市場の見方に特段の変化がなく、利益
確定の売りが先行したという。
豪中銀は声明で「低迷は比較的穏やかだった」とした上で、豪経済が穏やかな回復局
面にあるとの認識を示した。今後の見通しは１１月の声明文をほぼ踏襲し、２０１０年の
成長率はトレンドに近い水準になるとの見解を示している。
＜財務官が米財務省幹部と円高議論との報道 ＞
朝日新聞は１日付の電子版で、玉木林太郎財務官が３０日に訪米し、米財務省幹部と会
談したと報じた。報道によると、財務官は会談後、一部記者団に「内容については話さな
い」とコメントを避けたが、最近の急速なドル安円高について議論したものとみられると
伝えている。
朝方の市場では「話題となったが、特段の反応はなかった」（さらに別の外銀）という。
（ロイター 基太村真司記者）
（shinji.kitamura@thomsonreuters.com；０３―６４４１―１７９１；ロイターメッ
セージング：shinji.kitamura.reuters.com@reuters.net）
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