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中国・香港株式市場・前場=大幅下落、米国格下げでリスク回避が加速

発行済 2011-08-08 15:04

上海総合指数<.SSEC>      前営業日比 売買代金概算

 前場終値    2529.879   96.544安  712.8億元(上海A株)

 寄り付き    2599.289   27.134安

 前営業日終値 2626.423   57.616安  872.7億元(上海A株)

 

ハンセン指数<.HSI>

 前場終値    20100.20   845.94安  484.1億香港ドル

 寄り付き    20409.01   537.13安

前営業日終値 20946.14   938.60安  1247.7億香港ドル

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 [香港/上海 8日 ロイター] 8日の中国および香港株式市場は大幅安で前場の取

引を終えた。スタンダード&プアーズ(S&P)が米国債の格付けを引き下げたことを受

け投資家のリスク回避が加速している。

 中国・香港ともに、大型循環株の下げが目立ち、中国石油天然ガス(ペトロチャイナ)

<601857.SS><0857.HK>は香港市場で4.2%、上海市場で2.4%下げた。

 ハンセン指数<.HSI>は845.94ポイント(4.04%)安の2万0100.20と

1年ぶり低水準をつけた。出来高は5日の水準を20%近く下回っており、一部投資家の

様子見姿勢がうかがえる。

 ハンセン中国企業株指数(H株指数)<.HSCE>は528.43ポイント(4.62%)

安の1万0906.16。

 上海総合指数<.SSEC>は96.544ポイント(3.68%)安の2529.879。

 Shenyin & Wanguo Securitiesのリサーチ部門のQian Qimin氏は「S&Pの格下げがす

でに軟調な上海市場を一段と圧迫している。下げ基調は世界的な株安と一致しているもの

の、株安は1─2日と短期的になるだろう。ただ、投資家心理は冷え込んでおり、株価が

大幅に反発する可能性は低い」との見方を示した。

 

 市場参加者はこの日の株安について、9日発表の中国の7月消費者物価指数(CPI)

に関連したものではない、との見方を示した。

 7月のCPIは6%を上回るとみられている。ただ、世界的な株安を背景に中国の利上

げペースは減速すると予想されており、これは株式市場にとり明るいニュースと、トレー

ダーは指摘する。

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