ドル/円
午後3時現在 83.33/37 1.3577/79 113.17/19
正午現在 83.56/58 1.3602/06 113.67/71
午前9時現在 83.76/77 1.3623/26 114.12/16
NY17時現在 83.69/72 1.3622/28 114.03/10
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[東京 30日 ロイター] 午後3時のドル/円はニューヨーク市場午後5時時点に
比べて下落し83円前半で推移している。輸出企業の売りに加え短期筋やファンド勢の売
りが出て、ドルは15日の介入後の安値を更新した。
30日が期末日にあたることから、期末のフローが交錯。仲値にかけては輸入企業の買
いが優勢となり、ドルは83.81円まで上昇した。しかし、仲値通過後も輸出企業のド
ル売りがじわじわと続いたことに加え、短期筋やファンド勢の売りも出てドル/円はじり
じりと売られ、前日につけた介入後安値の83.50円前後まで下落した。この水準では
いったんサポートされたものの、「欧州勢がドル/円の売りに動くかもしれないとの見方
から売りが強まった」(セントラル短資FX執行役員、武田明久氏)ことで83.40円
付近にあったストップロスを巻き込んでドル売りが加速。83.23円まで下落した。
市場では、心理的な節目の83円や、15日の介入前の安値82.87円が視野に入っ
てきたことで介入警戒感は根強く「介入はいつ入ってもおかしくない」(証券)との声が
出ている。きょうは期末日のレート確保のために介入するかもしれないとの期待もありド
ルをロングにする向きもあった。しかし、午後3時にかけてこうした期待が薄れたことで
ドル買いポジションを巻き戻す動きも出たという。「海外時間には83円割れをトライす
る動きになる可能性もある」(国内銀行)との声も聞かれる。
<夕刻発表の1日の当座預金残高予想や、9月介入金額に関心>
非不胎化介入や追加の金融緩和観測をめぐって、市場では明日の日銀の当座預金残高に
注目する声が出ている。日銀によると、期末日のきょうの当座預金残高は20兆2000
億円程度になる見通しで、為替介入前の15兆円前後から膨らんでいる。「期末日要因が
大きいとみており、通常は下期入りする明日には当座預金残高が減るのが普通だ」(住友
信託銀行マーケット・ストラテジスト、瀬良礼子氏)という。
ただ、市場には非不胎化介入への期待も出ており、当座預金残高を高止まりさせる可能
性を指摘する声もある。「当座預金残高を高止まりさせるようなら、サプライズ。実質的
な量的緩和の色合いが出てくる」(瀬良氏)という。
日銀は、1日の資金需給表(予想)をきょう午後6時前後に発表する見通しで、当座預
金残高はこれによって推定できる。ただ、1日のオペによってはきょう出てきた数字が変
わる可能性もある。
一方、セントラル短資FX執行役員、武田明久氏は、きょう発表される9月の介入規模
に注目している。「想定されている1兆8000億円規模より多ければ、15日以外にも
何度か介入していた可能性が出てくるため、介入警戒感が強まってドル/円が買い戻され
る可能性がある。一方、想定通りなら売られるかもしれない」(武田氏)という。
(ロイター日本語ニュース 松平陽子)
※( ロイターメッセージング:yoko.matsudaira.reuters.com@reuters.net
E-mail:yoko.matsudaira@thomsonreuters.com; 03-6441-1795)
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