サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

上昇続く見通し、買われすぎへの懸念も=今週の米国株式市場

発行済 2011-03-01 19:44

 [ニューヨーク 18日 ロイター] 21日からの週の米国株式市場は、買われすぎの状況への懸念が拡大する一方で、上昇が続く見通し。

 18日までの週の米国株式市場は3週連続で上昇。S&P総合500種<.SPX>の年初来上昇率は6.8%、過去半年間の上昇率は20%超となった。

 ウィンダム・フィナンシャル・サービシズのチーフ投資ストラテジスト、ポール・メンデルスゾーン氏は「いかなるテクニカルあるいは量的な基準を使ってもこの市場は極端な水準にあることが示されるが、毎朝どのような水準で取引が始まっても、(その後は)買いが入る」と述べた。

 朝方に株価が下げても、投資家はそれを押し目買いの機会ととらえ、午後には上昇して取引を終えるという傾向がここ数週間続いている。

 ただ、市場には一定の不安感も見られる。出来高はこのところ極めて低い水準にあり、米株式投資家の不安心理の度合いを示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX指数)<.VIX>は過去1週間で4.7%上昇した。

 シェーファーズ・インベストメント・リサーチのテクニカル・アナリスト、ライアン・デトリック氏は「(21日からの週には)一定の値固めがみられる可能性が高いが、それ以上は予想されない」と語った。

 

 18日までの週のニューヨーク証券取引所、アメリカン取引所、ナスダックの3市場の出来高は1日当たり70億株近辺にとどまり、前年の1日平均84億7000万株に届かない状況が続いている。

 デトリック氏はこれについて「市場が疲弊している兆候だ」と述べ、出来高が上向かない限り、投資家の不安は後退しないとの見方を示した。

 

 今週発表される経済指標では、25日の第4・四半期国内総生産(GDP)改定値に注目が集まる。22日に予定される12月のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)ケース・シラー米住宅価格指数や23日の1月中古住宅販売など、一連の住宅関連指標も発表される。

 企業決算ではウォルマート・ストアーズやメーシーズなどの小売り大手が発表を控えている。既に決算発表を終えたS&P総合500種構成企業413社のうち、利益が市場予想を上回った比率は71%となっている。

 21日の米国株式市場はプレジデンツデーのため休場。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます