こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
7/23付の「DailyOutlook」では、決算発表について考察しているのでご紹介します。
まず同レポートでは、『今週後半より、4-6月期決算発表が本格化する。
3月期決算企業にとっては第1四半期に相当する。
日本の商習慣では一般的に年度末が繁忙期で、第1四半期は閑散期というケースが多い中、売上高、利益の進捗率に注目したい。
閑散期に通期計画の25%を達成すれば、第2四半期以降では業績上振れの期待が高まることになる』と伝えています。
続けて、一足早く発表された3-5月期の主要小売企業決算発表では、集計74社の営業利益は前年同期比+4.7%増益となったが、社数では過半数の40社が前年同期より利益が悪化したことを挙げ、『減益企業では原材料価格の上昇や人手不足による人件費増が影響したようだ。
消費者の節約志向は未だ根強く、値上げをすると客数が減少するという事例も散見された』と分析しています。
さらに、『小売企業の決算内容がすべての業界に当てはまるわけではないが、原材料価格の上昇と人件費増は多くの企業にとって共通した問題であり、4-6月期決算の注意ポイントとなる。
前者では原油価格の上昇などが製造業の一部でコスト高要因となっている可能性がある。
後者は陸運や建設、サービス業など、労働集約的な業界にインパクトがありそうだ。
なお、外需関連企業については、米中貿易摩擦の影響について、経営陣のコメントに注目したい』とまとめています。
最後にレポートでは、『今週の主なスケジュール』を紹介していますので、詳しくは7/23付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
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フィスコリサーチレポーター花田浩菜