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再送:UPDATE1: 東京株式市場・大引け(26日)=反発、短期的な円売りで後場しっかり

発行済 2011-07-28 13:08

*26日午後4時01分送信の記事が画面に正しく表示されていなかったため

 再送しました。

日経平均<.N225> 日経平均先物9月限<0#2JNIU1:>

終値    10097.72 (+47.71) 終値 10110 (+60)

寄り付き 10078.48 寄り付き 10080

安値/高値 10043.99─10130.25 安値/高値 10040─10130

出来高(万株) 164113 出来高(単位) 34234

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 [東京 26日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は反発した。米債務上限問題と

それを受けた為替動向を意識した展開。前場は円高水準にある為替を受け輸出株を中心に

幅広く売られたほか、リスク回避の動きも売り要因となった。一方、欧米市場に比べて不

確定要因が少ないとの見方から日本株に海外マネーが流入し、底堅い値動きとなった。昼

過ぎに円が対主要通貨で売られたことを受け国内勢の売り圧力が弱まり、後場はしっかり

の展開だった。

 東証1部騰落数は値上がり939銘柄に対し値下がり543銘柄、変わらずが184銘

柄。東証1部の売買代金は1兆0830億円だった。

 26日に好業績を発表した個別銘柄への物色が日本株を下支えし、前場序盤は底堅い値

動きだった。2011年12月期通期予想を上方修正したキヤノン<7751.T>に買いが先行

し200日移動平均線を回復したほか、同じく12年3月期営業利益予想を上方修正した

花王<4452.T>は5カ月ぶり高値圏となった。メリルリンチ日本証券が投資評価「買い」で

カバレッジ開始したメガバンク3行なども強含み、全般は底堅さを維持した。

 午前10時からのオバマ米大統領によるテレビ演説を受け、ドル/円が一時78円を割

り込むと日経平均は軟調地合いに転じる局面もあった。為替の値動きに連動して短期的に

日本株売り圧力が強まったという。ただ「アジア勢に加え、欧州勢の小口買いが入り需給

の下支え要因になっている」(三田証券株式営業部長の倉持宏朗氏)ほか、為替介入に対

する警戒感から積極的には売りづらく、下落局面では下げ渋った。

 オバマ米大統領は25日のテレビ演説で、米国債務上限をめぐる民主党と共和党の交渉

行き詰まりを打開するため、両党指導部に対し今後数日以内に議会を通過できる妥協案を

まとめるよう要請したことを明らかにした。また共和党が提案している半年間の一時的な

債務上限の引き上げでは問題解決にならず、格下げを回避できないとの考えを示した。

 前引け後、外為市場で円が対主要通貨でやや売りに傾いた。「ストップロスを付けたの

ではないか」(邦銀の為替ディーラー)と指摘されたが、株式市場では為替介入期待も出

ていたことから大証の日経平均先物9月限<0#2JNIU1:>がこれに反応、1万0070円付

近に上昇した。後場の取引では、先物につられる形で後場は一段高となり、日経平均は一

時1万0100円を回復した。

 市場では「円高の割にはしっかり推移している。目立った材料が出たわけではないが、

昨日に下げた反動もあり、業績予想の上方修正に伴い主力銘柄に回帰する流れがある」(

東海東京証券・エクイティ部グループリーダーの太井正人氏)との声が出ていた。欧州系

のバスケット買いもあり、アジア勢も含めた買いフローは継続しているという。ただ、欧

州系証券の株式トレーダーは「海外勢の買いは相場をけん引するほどではない」とみてい

る。引けにかけて堅調に推移したことについては、国内勢による上値での売りが弱まった

ためと指摘する。

 (ロイターニュース 吉池 威)

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