(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 10409.46(+ 4.69)
前営業日終値 10404.77(+213.88)
ナスダック総合<.IXIC>
終値 2305.93(+ 0.05)
前営業日終値 2305.88(+61.92)
S&P総合500種<.SPX>
終値 1114.61(‐ 0.62)
前営業日終値 1115.23(+25.60)
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[ニューヨーク 16日 ロイター] 16日の米株式相場はほぼ変わらず。宅配大手
フェデックス
生産指数の上昇の影響を相殺した。
フェデックスは、2011年度の利益がコストの増加に圧迫される可能性があるとの見
通しを示した。これを受け、同社株は6%急落した。
5月の鉱工業生産指数は前月から1.2%上昇し、市場予想を上回ったものの、5月の
住宅着工件数は季節調整済みの年率換算で前月比10%減の59万3000戸と、予想以
上の落ち込みとなり、景気の回復にむらがあることを浮き彫りにした。
ダウ工業株30種<.DJI>は4.69ドル(0.05%)高の1万0409.46ドル。
ナスダック総合指数<.IXIC>は0.05ポイント(0.00%)高の2305.93。
S&P総合500種<.SPX>は0.62ポイント(0.06%)安の1114.61。
前日約1カ月ぶりに200日移動平均線を上抜けたS&P総合500種はこの日、この
水準を維持した。投資家は、200日移動平均線が相場の地合いを測る重要な指標とみて
おり、この状況をポジティブなサインと受け止めている。
RDMフィナンシャルのチーフ・マーケットストラテジスト、マイケル・シェルドン氏
は「基本的に市場は前日の上げを維持した。これは勇気づけられる状況と呼ばなければな
らない」と語った。
主要株価3指数は年初来ではダウとS&Pがプラスとマイナスの分岐点をわずかに下回
る水準、ナスダックはプラス圏となった。
英石油大手BP
被害を補償するための約200億ドルの特別基金設立で合意した。
同社は、原油流出事故の関連コストをカバーするため、今年の配当支払いを見送り、投
資計画を縮小、100億ドルの資産を売却する方針を示した。
同社の米国預託証券(ADR)
デルタ・グローバル・アドバイザーズのプレジデント、チップ・ハンロン氏は、BPに
ついて「市場はこのことを予想していた。誰もが覚悟していた。株価がこのように動いた
理由はそれしかない」と指摘した。
油田サービスのハリバートン
アップル
(多機能型携帯電話)「iPhone(アイフォーン)4」の事前注文で1日に60万台
を売り上げたことを明らかにした。
鉱工業生産指数の上昇を受けて3M
一方、弱い内容となった住宅関連指標を受け、住宅建設株指数<.HGX>は1.6%下落し
た。