[東京 2日 ロイター] - 日経平均 .N225 終値 18683.24 -399.86 寄り付き 18827.11 安値/高値 18641.22─18861.11
TOPIX .TOPX 終値 1526.97 -31.23 寄り付き 1539.44 安値/高値 1523.34─1539.72
東証出来高(万株) 217162 東証売買代金(億円) 24645.55
東京株式市場で日経平均は4日ぶりに反落した。前週末の米株安や円強含みなどさえない 外部環境のなかで、序盤から利益確定売りが先行。前週金曜日に政策期待から上昇した分 の反動もあり、日経平均は一時441円安となった。あすの祝日に加え、4日の日本郵政 グループ3社の新規上場を控え、見送りムードも強かった。
日東電工 6988.T や村田製作所 6981.T など好業績銘柄への買いは見られたが、全般 は軟調な展開だった。前場に発表された財新/マークイットの10月中国製造業PMIは 、市場予想を上回ったが、景況改善と悪化の分かれ目となる50を8カ月連続で下回った ことを受け、鉄鋼や海運、非鉄金属などへの売りが目立った。
松井証券シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏は「米利上げ観測の後退などで 上昇してきたが、前週の米連邦公開市場委員会(FOMC)をみる限り、年内利上げの方 向性は変わっていない。目先はいったん調整含み」との見方を示した。日経平均が200 日移動平均線(1万9217円76銭=2日)を抜け切れなかったことも上値の重さを象 徴しているという。
個別銘柄では、壱番屋 7630.T が高い。ハウス食品グループ本社 2810.T が30日、 「カレーハウスCoCo壱番屋」を展開する壱番屋を買収すると発表し、材料視された。特設 注意市場銘柄および監理銘柄(審査中)の指定が解除されたリソー教育 4714.T も買われ た。
東証1部騰落数は、値上がり304銘柄に対し、値下がりが1529銘柄、変わらず が73銘柄だった。
(杉山容俊)