[ニューデリー 27日 ロイター] - インドの複合企業タタ・グループは、同国で米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の組み立てを開始する。インドでiPhoneを製造している台湾の電子機器製造会社、緯創(ウィストロン)の製造部門をタタが買収する計画が、ウィストロンの取締役会に承認された。インドのラジーブ・チャンドラセカール電子・情報技術省副大臣が27日明らかにした。
チャンドラセカール氏はX(旧ツイッター)への投稿で、タタがインドで国内外市場向けにiPhoneの生産を始めるとした。
ウィストロンの声明によると、同社の取締役会は、ウィストロン・インフォコム・マニュファクチャリング・インディアをタタ・グループ傘下のタタ・エレクトロニクスに1億2500万ドルで売却する計画を承認した。
アップルは2017年にウィストロンを通じてインドでのiPhoneの組み立てを開始。 その後、台湾の鴻海(フォックスコン)や和碩聯合科技(ペガトロン)なども組み立てに加わっている。