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欧州市場サマリー(12日)

発行済 2011-07-13 04:36
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             1346GMT  11日終盤

ユーロ/ドル    1.3989 1.4035

ドル/円    79.690 80.210

ユーロ/円 111.49 112.56

            12日終値    前営業日終値

株 FT100 5868.96(‐60.20) 5929.16

  クセトラDAX    7174.14(‐56.11) 7230.25

金 現物午後値決め   1555.50      1555.50

              先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(9月限)  98.330 (+0.015)  0.954(0.985)

独連邦債2年物 1.290(1.265)

独連邦債10年物(9月限) 128.80 (‐0.34) 2.701(2.678)

独連邦債30年物   3.381(3.351)

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 <為替> ユーロ/スイスフランが過去最安値を更新し、ユーロ/ドルも4カ月ぶりの

安値をつけている。ユーロ圏首脳が債務危機の波及を阻止できないのではとの懸念が重し

となっている。

 電子取引システムEBSで、ユーロ/スイスフランは一時最安値の1.1552スイス

フランに下落。

 ユーロ/ドルは一時4カ月ぶりの安値となる1.3835ドルまで値を下げた。

 円は質への逃避買いから上昇。対ドルと対ユーロでともに4カ月ぶり

の高値をつけた。

 

 <株式> ロンドン株式市場は続落。ユーロ圏の債務危機がギリシャやポルトガル、ア

イルランド以外の国にも及ぶとの懸念から銀行株と商品株が値下がりした。

 周辺国債務へのエクスポージャーをめぐる懸念から金融株の下げがきつかった。バーク

レイズは2.7%、保険大手のアヴィヴァは1.5%それぞれ値を下げた。

 ショア・キャピタルの株式ストラテジスト、ジェラード・レーン氏は「市場は債務の持

続性に着目しており、このことは欧州金融機関が現在保有する債務に対するリスクを浮き

彫りにしている可能性がある。今後も金融株、特にユーロ圏の金融株は引き続きアンダー

パフォームするとみている」と話した。

 商品価格の下落にともない、鉱山株<.FTNMX1770>と石油関連株<.FTNMX0530>に売りが出

た。ユーロ圏の債務危機をめぐる懸念で需要が圧迫され、投資家のリスク選好が低下した。

 欧州株式市場は続落。FTSEユーロファースト300種指数は3日連続で値下がりし

4カ月ぶりの安値をつけた。ユーロ圏債務危機への対応をめぐる懸念が広がっている。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は5.88ポイント(0.54%)安

の1091.72。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は15.61ポイント(0.58%)安

の2693.53。一時は約1年ぶりの安値となった。

 イタリアのFTSE・MIB指数<.FTMIB>は一時2年ぶりの安値を記録した。アテネ株

式市場の主要株価指数<.ATG>は14年ぶりの安値をつけた。

 銀行株は乱高下の展開となり、UBSが1.9%、ドイツ銀行

1%それぞれ値下がりした一方、BNPパリバは1.1%上昇した。

 イタリアの銀行株は大幅高となった。ウニクレディト、UBIバンカ

ポポラーレ・ディ・ミラノ銀行(BPM)が引けにかけて値を上げ5.5─

7.3%で終了した。これまで数日間の急落を受けてショートカバーが入ったほか、イタ

リア証券取引委員会(Consob)が10日に公表した株式の空売りポジションの開示

義務付けが手掛かりになった。

 ソシエテ・ジェネラルCIBで株式営業部門を統括するトーマス・クレブ氏は、金融株

のバリュエーションが極めて低くなってると指摘した上で「政治家が決断を下せない状況

を踏まえれば不可解な水準ではない」との見方を示した。

 

 <ユーロ圏債券> イタリアやスペインなどの周辺国の国債利回りが低下した。欧州中

央銀行(ECB)による買い入れのうわさに加え、15日に欧州連合(EU)が債務危機

に関して臨時首脳会合を開くとの見通しとなったことで周辺国国債が持ち直した。

 朝方の取引ではイタリアとスペインの国債利回りが14年ぶりの水準に上昇。その後、

周辺国国債が持ち直したことについてアナリストは、15日に臨時EU首脳会議が開かれ

た場合に備えた動きが広がったと指摘。また、ECBの周辺国国債買い入れをめぐるうわ

さが出ていることは、ユーロ圏債務危機の収束に向け当局者の間でこれまでになかった切

迫感が芽生えていることを示しているとした。 

 ただ、市場関係者は、周辺国国債と独連邦債の利回り格差が縮小方向に動いたことにつ

いて「市場の振れの原因となっている短期資金による動き」との見方を示し「イタリアや

スペインの国債の取引に、実需筋がかかわっているとの話は聞いていない」と述べた。

 この市場関係者は、これまでの独連邦債の上昇を踏まえると、一部で利食い売りが発生

することは当然考えられるとしている。 

 10年物のイタリア国債と独連邦債との利回り格差は一時

350ベーシスポイント(bp)超に拡大し、ユーロ誕生後の最大水準を更新した。その

後は縮小方向に動き、前日比15bp縮小の288bpで清算した。

 イタリア10年債利回りは一時6%を上回り、1997年以来の高水準を更新。しかし

その後、ECBがイタリアとスペインの国債を買い入れているとのうわさが広まり低下。

前日比8.4bp低下の5.60%で清算した。 

 10年物のスペイン国債と独連邦債との利回り格差は一時380bpに

拡大。その後は前日比21bp縮小の318bpで推移した。 

 独連邦債先物9月限は一時、2010年11月以来の水準となる130.91

に上昇。その後は下落に転じ、25ティック安の128.89で清算した。

 独連邦債10年物利回りは3bp上昇の2.70%。同2年物利回り

1.28%となり、1.50%に設定されているECBの主要政策金利であるリファイナ

ンス金利を下回った。

 

                           [東京 13日 ロイター]

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