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欧州市場サマリー(4日)

発行済 2011-08-05 05:00

             1354GMT     3日終盤

ユーロ/ドル    1.4131 1.4325

ドル/円    79.150 77.040

ユーロ/円 111.83 110.34

            4日終値    前営業日終値

株 FT100 5393.14(‐191.37) 5584.51

  クセトラDAX    6414.76(‐225.83) 6640.59

金 現物午後値決め 1679.50 1669.25

              先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(9月限)  98.540 (+0.130)  0.799(0.955)

独連邦債2年物 0.841(1.060)

独連邦債10年物(9月限) 132.96 (+1.15) 2.308(2.420)

独連邦債30年物   3.121(3.168)

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 <為替> 政府・日銀による市場介入を受けて円が値下がりしている。ただ世界経済に

対する懸念から円に対する需要は底堅く、介入の効果は一時的との見方も出ている。

 電子取引システムEBSによると、ドルは対円で一時約4%上昇し、3週間

ぶりの高値となる80.25円をつけたが、その後は上げ幅を縮小し2.7%高の

79.12円で推移している。

 一方、欧州中央銀行(ECB)理事会後に行われたトリシェ総裁の会見で、債券買い

入れプログラム継続が言及されたことを受け、ユーロは一時値を上げたものの、

その後は対ドルで値下がりし1.42ドルを下抜けた。

 

 <株式> ロンドン株式市場は大幅続落して引けた。値下がりは5営業日連続。世界の

経済成長とユーロ圏の債務危機に対する懸念が広がり商品株と銀行株が売られた。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>の終値が5400を割り込んだのは2010年9月

2日以来11カ月ぶり。 

 インマルサットは19.3%安と大きく値下がりし2年半ぶりの安値をつけた。

 決算内容がさえなかった鉱業大手のリオ・ティントと大手銀行ロイズ

が鉱山<.FTNMX1770>と銀行<.FTNMX8350>の両セクターの株価を圧迫した。

 欧州株式市場は続落して取引を終えた。世界の経済成長鈍化とイタリアの債務問題に対

する懸念から幅広い銘柄に売りが出た。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は34.80ポイント(3.39%)

安の992.72で取引を終えた。終値で1000を割り込むのは12カ月ぶり。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は85.54ポイント(3.42%)安

の2412.29で引けた。

 銀行株が大幅下落。バークレイズは7.8%、UBSは6.4%、

イタリアの銀行、ウニクレディトは9.33%それぞれ値下がりした。

 この数カ月間、他のセクターが売られる中で株価を維持してきた鉱山株と工業株もこの

日は売られ、エクストラータは8.5%、欧州航空宇宙グループのEADS

は6.1%、自動車メーカー、フィアットは10%それぞれ値を下げた。

 デクシア・アセット・マネジメントでアセットアロケーション戦略とファンドを統括す

るジャンイブ・デュモン氏は「オプション市場での大量のプロテクション買いは見られな

い。つまり多くの投資家が株式市場から手を引いたということだ。彼らが市場に戻ってく

るまでにはかなりの時間がかかるかもしれない」との見方を示した。 

 週明け以降の欧州株の値下がりにより、ドイツ・英国・フランス・イタリア・スペイン

・オランダ各国の市場で時価総額が4000億ユーロ(5660億ドル)以上減少したこ

とになる。

 投資家のリスク警戒感を示すユーロSTOXX50ボラティリティ指数<.V2TX>は17

%上昇し、約5カ月ぶりの高水準となった。

 

 <ユーロ圏債券> イタリア国債と独連邦債の利回り格差がユーロ導入以降の最高水準

に拡大した。欧州中央銀行(ECB)

が、イタリアとスペインの国債を直ちに買い入れる計画はないとの見方が背景となった。

 ECBはこの日の理事会で主要政策金利を1.5%に据え置くととともに、期間約6カ

月間の追加のリファイナンスオペを供給無制限で実施することを決定した。また、国債買

い入れプログラムの再開を示唆。欧州金融筋は、ECBがアイルランドとポルトガルの国

債を購入したことを確認した。 

 ただ同筋は、アイルランドとポルトガル以外の国債をECBが購入する予定はないこと

を明らかにし、その結果、イタリアとスペインに債務危機が波及するとの懸念が強まった。 

 10年物イタリア国債と独連邦債の利回り格差は392ベーシスポイン

ト(bp)に拡大し、ユーロ導入以来の最高水準に達した。同スペイン国債と独連邦債の

利回り格差も前日の386bpから400bpに拡大した。

 独連邦債先物は急伸し、前日比98ティック高の132.79をつけた。一時

133.17まで上昇し、ほぼ1年ぶり高値となった。

 ユーロ圏の金融システムで流動性が高まるとの見方から独連邦債2年物利回りは1月以

来の水準に低下し、イールドカーブはスティープ化した。 

 イタリアとスペインの10年債利回りは6%を超える水準で推移しており、投資家の間

では7%も視野に入ってくるとの懸念が広がっている。7%は利回り水準として持続不可

能で、金融市場での資金調達は困難になるとみられている。

 10年物のポルトガルとアイルランド国債は急伸し、利回りは前日比20bp超低下し

た。

 独連邦債2年物利回りは低下し、一時0.84%となった。 

 

                           [東京 5日 ロイター]

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