💎 すべての市場で隠れている割安株をお示しします始めましょう

欧州市場サマリー(1日)

発行済 2010-05-21 04:32

               1243GMT      31日終盤

ユーロ/ドル    1.2176      1.2305

ドル/円      90.870 91.240

ユーロ/円 110.66 112.24

              1日終値     前営業日終値

株 FT100 5163.30(‐25.13) 5188.43 (5月28日)

  クセトラDAX     5981.27(+16.94) 5964.33

金 現物午後値決め 1227.75 1207.50(5月28日)

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(6月限)  99.265 (+0.000)  0.149(0.160)

独連邦債2年物 0.492(0.500)

独連邦債10年物(6月限) 128.55 (‐0.25) 2.679(2.662)

独連邦債30年物   3.359(3.371)

------------------------------------------------------------------------------

 <為替> ユーロが対ドルで4年ぶり安値に下落。欧州の債務危機が銀行システムに

波及している兆しがみられ、ユーロを圧迫している。

 一方、ドルは市場心理の悪化から支援を受けている。イスラエルのガザ支援船拿捕事件

をめぐる中東情勢の緊迫を受け、安全資産としてのドル買いが一部みられた。

 5月の中国購買担当者景気指数(PMI、季節調整済み)が11カ月ぶりの低水準とな

ったこともリスク選好度の低下につながっている。

 欧州中央銀行(ECB)は前日公表した金融安定報告書の中で、2010―11年にユ

ーロ圏の銀行が計上する追加評価損が、金融危機の影響により1950億ユーロに達する

可能性があるとの見方を示した。

 <株式> ロンドン株式市場は続落。米ルイジアナ州沖メキシコ湾の原油流出阻止に失

敗したBPを中心に売りが出た。ただ、堅調な米指標を受けて相場は下げ渋った。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は荒い値動きとなるなか、終値としては5月26日

以来の安値をつけた。

 米指標では4月の建設支出が前月比2.7%増と約10年ぶりの高い伸びとなり、民間

部門の建設支出は04年7月以来の大幅な増加となった。

 また、5月のISM製造業景気指数は予想を上回り上昇した。

 BPは13.1%安。メキシコ湾で発生した原油流出を食い止めるための「トップキル

作戦」は失敗に終わった。

 ロイヤル・ダッチ・シェルは0.6%安。

 半面、BGグループは2.6%高。ソシエテ・ジェネラルによる投資判断引き上

げを好感した。

 鉱山株は金属相場の下落に追随し、値下がりした。5月の中国購買担当者指数(PMI)

が低下し、新規受注指数の落ち込みに加え、生産・雇用指数も低下し、需要懸念が高ま

った。

 BHPビリトン、カザキミス、リオ・ティントは1.2─2%

安。

 一方、ユーロ圏債務問題を背景に金への逃避買いが膨らむなか、ランドゴールド・リソ

ーシズは3.4%上昇した。

 欧州中央銀行(ECB)は31日公表した金融安定報告書で、金融危機の影響で

2010─2011年にユーロ圏の銀行が計上する追加評価損は1950億ユーロ

(2390億ドル)に達する可能性があるとの試算を公表した。

 格付け会社フィッチ・レーティングスは28日、スペインの長期外貨建ておよび自国通

貨建て発行体デフォルト格付け(IDR)を最上級の「AAA」から1ノッチ引き下げ

「AAプラス」とした。見通しは「安定的」。

 プルーデンシャルは上昇し、6.3%高。プルーデンシャルによる米保険アメ

リカン・インターナショナル・グループ(AIG)のアジア生保部門AIAグル

ープ買収をめぐる交渉は難航している。

 

 欧州株式市場は、FTSEユーロファースト300種指数が続伸。世界的な景気回復を

めぐる懸念を背景に一時は大幅安となっていたが、力強い米経済指標に支援されて切り返

し、小幅高で引けた。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は1.69ポイント(0.17%)高

の1002.80。一時は2%下落する場面もあった。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は3.68ポイント(0.14%)安の

2606.58。

 シティ・インデックスのストラテジスト、ジョシュア・レイモンド氏は「過去1カ月ほ

どはうわさや不安感に左右されていたが、今後は経済の行方を見極める上で指標が引き続

き注目されるだろう」と述べた。

 米商務省が発表した4月の建設支出は前月比で予想外に増加し、約10年ぶりの高い伸

びとなった。ロイターがまとめたエコノミスト予想は前月から変わらずだった。

 さらに、米供給管理協会(ISM)が発表した5月の製造業景気指数は前月から鈍化し

たものの、景気を見極めるうえでの分岐点となる50は10カ月連続で超えた。雇用指数

は小幅改善し、6年ぶりの高水準となった。

 メキシコ湾の原油流出事故への対策に苦慮しているBPは13.1%安。前月の

高値からは34%超下落している。

 原油価格が戻すなか、他のエネルギー株の大半は上げて引けた。トタル、B

、ロイヤル・ダッチ・シェル、スタトイルハイドロは0.6

─2.6%高。

 銀行株は売りが優勢となったが、終盤までに下げ幅を縮小した。バンコ・サンタンデー

は1.5%、BBVAは1.4%、それぞれ値を下げた。

 欧州中央銀行(ECB)は前日に公表した金融安定報告書で、金融危機の影響で201

0─2011年にユーロ圏の銀行が計上する追加評価損は1950億ユーロ(2390億

ドル)に達する可能性があるとの試算を公表した。

 英保険大手プルーデンシャルは6.3%高。米同業アメリカン・インターナシ

ョナル・グループ(AIG)が、プルーデンシャルへのアジア生保部門売却につ

いて、当初の合意条件の変更は受け入れられないと表明し、破談となる可能性が高まった。

 

 <ユーロ圏債券> 独連邦債が下落。予想を上回る米経済指標に圧迫され、終盤にかけ

て値を消した。ただ、リスク回避志向が続くなか周辺国債と独連邦債との利回り格差は拡

大した。

 この日発表された5月の米供給管理協会(ISM)製造業景気指数は前月から低下した

ものの、依然として景気を見極める上での分岐点となる50を超え、エコノミスト予想を

上回った。

 さらなるソブリン格下げに対する懸念から、一時独連邦債に逃避買いが入った。フィッ

チ・レーティングスは前週末、スペインの信用格付けを1ノッチ引き下げ「AAプラス」

とした。

 リスク選好が回復し独連邦債先物が終盤下げに転じたものの、周辺国債と独連邦債の利

回り格差は拡大した。

 スペイン国債と独連邦債の利回り格差は3ベーシスポイン

ト(bp)拡大し169bp。一時175bpに達した。

 イタリア国債と独連邦債との利回り格差も若干拡大し151bp。一時5月7日以来の

高水準となる158bpとなった。

 クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、周辺国債の保証料が上昇。イ

タリア国債のCDSスプレッドは一時、250bpの過去最高水準をつけた。

 マークイットのデータによると、ギリシャ・ポルトガル・スペインのCDSスプレッド

もそろって前日から拡大した。

 1515GMT時点で、独連邦債先物は14ティック安の128.62。一時

129.43の高値をつけた。

 欧州中央銀行(ECB)が前日公表した金融安定報告書で、ユーロ圏の銀行が2010

―11年に最大1950億ドルの評価損を計上する可能性があるとの見方を示したことを

受け、序盤はリスク回避が強まった。

 独連邦債10年物利回りは約1bp上昇し2.671%。

 同2年物利回りは0.5bp低下し0.494%。

                           [東京 2日 ロイター]

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます