1309GMT 25日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
26日終値 前営業日終値
株 FT100 5038.08(+97.40) 4940.68
クセトラDAX 5758.02(+87.98) 5670.04
金 現物午後値決め 1212.00 1198.25
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限) 99.250 (+0.030) 0.149(0.159)
独連邦債2年物 0.466(0.422)
独連邦債10年物(6月限) 128.72 (‐0.66) 2.650(2.580)
独連邦債30年物 3.378(3.310)
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<為替> ユーロが対ドルで3日続落。欧州の債務問題が世界経済の成長を脅かしか
ねないとの懸念が根強い。
<株式> ロンドン株式市場は反発し、FT100指数は5000台を回復した。オー
ストラリアで導入が検討されている資源税をめぐり、政府が税負担を軽減する可能性があ
ると報じられたことを背景に鉱山株に買いが入った。
豪オーストラリアン紙(電子版)によると、鉱山会社の利益に2012年から40%の
資源超過利潤税を課す構想について、豪政府は見直しを計画している。
リオ・ティント
リカン
需要見通しに対する悲観的な見方が後退し金属相場が堅調となったことも鉱山株を支援
した。
エネルギー関連株ではBP
よると、メキシコ湾原油流出事故をめぐり、流出防止作業の前進について発表されるとの
うわさが流れた。
需要見通しの改善を背景に米原油先物
ープ
ユーロ圏のソブリン債危機に圧迫されている銀行株も、この日は買いが優勢となった。
バークレイズ
スコットランド
した。
バーバリー
務拡大に着手していることを明らかにした。
欧州株式市場は急反発。鉱山株主導で幅広い銘柄に買いが入り、相場は前日の下落分を
ほぼ取り戻した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は22.30ポイント(2.35%)
高の972.17。前日は2.4%下落し、前年9月上旬以来の安値で引けた。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は41.84ポイント(1.68%)高
の2530.34。
シュローダーのファンド・マネジャー、アンディ・リンチ氏は「(前日の)大幅安を踏
まえ、(反発が)見込まれていた。ただ、債務問題が継続するなか、市場の厳しい状況は
続くだろう」と述べた。
鉱山株ではリオ・ティント
トファガスタ
オーストラリア政府は、提案している資源税導入に伴う企業への影響を緩和させる方針
を示している。
堅調な米指標も相場を支援した。4月新築住宅販売は約2年ぶりの高水準になったほか、
4月耐久財受注も1年半ぶりの高水準となった。
STOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>は2%上昇した。前日は3.7%下落してい
た。
バンク・オブ・アイルランド
バークレイズ
クレディ・スイスの投資評価引き上げにも支援され、ロイズ・バンキング・グループ
5.6%それぞれ上昇した。
<ユーロ圏債券> 国債価格が下落した。世界的に株式相場が回復したことで安全資産
としての債券の需要が後退した。独連
邦債は新発5年債の需要がさえなかったことにも圧迫された。
株式は安値拾いの買いが入ったほか、米指標が明るい内容となったことに支援された。
4月の米耐久財新規受注は1年半ぶりの高水準となったほか、同月の米新築1戸建て住
宅販売はおよそ2年ぶりの水準を回復した。
ウエストLBのストラテジスト、ジョン・デイビス氏は「株式がかなり軟調だった一方、
独連邦債は堅調だったことから、利益確定の動きが若干あったようだ。基本的にきのう
とは逆の取引となった」と述べた。
独連邦債先物6月限
77ティック高だった。
独連邦債2年物
の
2.556%まで低下していた。
同5年物
た。前日には過去最低水準の1.401%をつけていた。
周辺国債の多くは独連邦債をアウトパフォームし、利回り格差が縮小した。10年物の
イタリア国債と独連邦債の利回り格差
シスポイント(bp)から137bpに縮小。
欧州の銀行セクターをめぐる懸念が根強いほか、市場のうわさにも左右される値動きの
荒い展開となった。
[東京 27日 ロイター]