1537GMT 15日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
16日終値 前営業日終値
株 FT100 5158.85(‐52.44) 5211.29
クセトラDAX 6040.27(‐109.09) 6149.36
金 現物午後値決め 1189.25 1208.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 98.970 (‐0.015) 0.387(0.365)
独連邦債2年物 0.780(0.788)
独連邦債10年物(9月限) 129.24 (+0.44) 2.606(2.658)
独連邦債30年物 3.306(3.332)
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<為替> ユーロが対ドルで上昇。電子取引システムEBS
ドルを上抜け、2カ月ぶり高値をつけた。欧州インターバンク市場でユーロLIBOR
(ロンドン銀行間取引金利)が上昇し引き続きユーロを支えている。ただ、ユーロの上
昇が行き過ぎとの見方が広がるなか、ユーロは上げを削っている。
また、ドルは対円で7カ月ぶり安値をつけた。
<株式> ロンドン株式市場は米銀行の決算が精彩を欠いたことで銀行株が売られ、続
落して終了した。マクロ経済見通し悪化に伴い商品関連株に売りが出たことも相場の重し
となった。
BP
キシコ湾の原油流出口に新たにキャップを設置。これにより4月の事故発生以来、初めて
原油の海洋への流出が止まったと発表している。
この日発表された米経済統計では、6月の消費者物価総合指数が3カ月連続で低下、ま
たロイター/ミシガン大学の調査した米消費者調査の信頼感指数は11カ月ぶりの低水準
となった。
ウィタン・インベストメント・トラストの最高経営責任者(CEO)、アンドリュー・
ベル氏は「強気な見方と弱気な見方が交錯している」と指摘した。
米投資銀行の決算を受け、銀行株が売られた。バークレイズ
ズ・バンキング・グループ
ッジファンドのマン・グループ
商品関連株では、金価格
フリカン・バリック・ゴールド
欧州株式市場は、主要株価指数が続落した。米経済指標が弱い内容だったほか、シテ
ィグループ
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は20.62ポイント(2.00%)
安の1012.94。終値ベースでは7日以来の安値。週間ベースでも0.6%下落した。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は57.20ポイント(2.12%)安
の2645.61。
この日はシティ、ゼネラル・エレクトリック(GE)
(バンカメ)
は市場予想を上回ったものの減益となり、GEは10四半期ぶりの増益となる一方、売上
高が減少した。
米経済指標では、7月のミシガン大消費者信頼感指数速報値が11カ月ぶり低水準とな
った。
銀行株が下落。バークレイズ
欧州連合(EU)関係筋はこの日、EU加盟国が銀行のストレステスト(健全性審査)
で、狭義の中核的自己資本比率(コアTier1)を最低6%に維持することを通過要件
とすることで合意したと、明らかにした。
一方、BP
噴出口に設置した新たなふたの試験で、原油の流出が食い止められたと発表した。
<ユーロ圏債券> 独連邦債が上昇。一連のさえない米指標で同国の経済の健全性をめ
ぐる懸念が高まり、安全資産としての債券買いを後押しした。
独連邦債2年物を含む短期債の利回りが過去最低水準付近で推移したため10年物を中
心に買いが膨らみ、同2・10年物利回り格差は182ベーシスポイント(bp)と、
2009年4月下旬以来の低水準に縮小した。
また、この日発表された7月の米ミシガン大消費者信頼感指数速報値が11カ月ぶり低
水準となったことを受け、米債市場が上昇。こうした動きにも追随した。
他の米指標では、6月米消費者物価指数(CPI)総合指数が3カ月連続で低下。これ
ら失望を誘う指標に加え、米ゼネラル・エレクトリック(GE)
上高減少や、シティグループ
独連邦債先物9月限
らは、同限月が一時この日の安値となる128.42まで下落したこでショートーカバー
が入ったことも、その後の上昇の一因になったとの指摘が聞かれた。
独連邦債2年物
同10年物
周辺国債ではスペイン10年債が底堅く推移。前日の国債入札を順調にこなしたことが
背景。
10年物スペイン国債と独連邦債の利回り格差は177bpと、6月22日以来の低水
準となった。
[東京 17日 ロイター]