1338GMT 21日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
22日終値 前営業日終値
株 FT100 5313.81(+ 99.17) 5214.64
クセトラDAX 6142.15(+151.77) 5990.38
金 現物午後値決め 1199.50 1191.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 99.025 (+0.025) 0.335(0.398)
独連邦債2年物 0.695(0.720)
独連邦債10年物(9月限) 128.68 (‐0.23) 2.666(2.638)
独連邦債30年物 3.344(3.334)
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<為替> ドルが幅広い通貨に対して下落した。欧州の経済指標が予想を上回ったこ
とで株高となり、リスク選好度が上昇した。
朝方発表された17日までの週の新規失業保険週間申請件数が予想を上回って増加し
たこともドルの圧迫要因となっている。
<株式> 続伸し、FT総合指数は5月18日以来初めて5300台に乗せて引けた。
23日の欧州銀行ストレステスト(健全性審査)結果発表が待たれるなか、銀行株が買
われた。また、堅調な企業決算に支援され米株価が上昇したことを手がかりに、鉱山・
石油株が上昇した。
バークレイズ
ストの結果発表をあす23日に控えているほか、このところの米銀の好決算が同セクター
を支えている。この日は、欧州金融大手の先陣を切り、クレディ・スイス
2・四半期決算を発表した。
鉱山株ではカザキミス
価格が上昇したことに追随した。銅価格は約2カ月ぶり高値をつけた。
また、原油先物
ッチ・シェル
欧州株式市場は大幅続伸し、終値で1週間ぶり高値をつけた。堅調な企業決算や安心感
を誘う経済指標が相場を支援した。ただ、アナリストは中期見通しは弱気との見方を示し
た。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は21.47ポイント(2.11%)
高の1039.35。一時、1040.72まで上昇した。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は74.69ポイント(2.83%)高
の2714.21。
アナリストは、テクニカルチャートが示す相場の短・中期見通しは思わしくなく、企業
決算シーズンと夏期休暇後に、売り圧力が再度高まる可能性がある、と指摘した。
ドル安を背景に金属価格が上昇し、鉱山株を支援した。BHPビリトン
グロ・アメリカン
C
ウニクレディトの株式ストラテジスト、タモ・グリートフェルド氏は「米企業の好決算
に加え、ユーロ圏の購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想に反して上昇したことで、
成長懸念が和らいだ」としたうえで「新たな上昇基調が始まったわけではない。横ばい・
調整局面における単日の上昇に過ぎない」と述べた。
米キャタピラー
を押し上げた。
金融銘柄ではスタンダード・チャータード
ジェネラル
<ユーロ圏債券> ユーロ圏の強い経済指標を背景に独連邦債10年物利回りが上昇し
た。一方、金融市場からの上昇圧力の後退を受けて期間が短めの債券利回りは低下し、
長短金利差が拡大した。
独連邦債先物9月限
昇していたものの、マークイットがまとめた7月のユーロ圏総合PMI(速報値)が予想
に反して上昇したことを受けて欧州経済の二番底懸念が後退し株式が買われ、値を消す展
開となった。
RIAキャピタル・マーケッツのストラテジスト、ニック・スタメンコビッチ氏は「株
式が再び上昇したことで独連邦債は当初の上げ分を失う展開となり、期間が長めの債券が
若干圧迫された」と述べた。
独連邦債の2・10年物利回り格差は4.7ベーシスポイント(bp)拡大し196b
pと、3週間ぶりの高水準となった。
独連邦債2年物
同10年物
独連邦債とポルトガル、アイルランド、スペイン各国国債との利回り格差は、欧州の銀
行を対象にしたストレステスト(健全性審査)の結果発表を控えて小幅拡大した。
[東京 23日 ロイター]