1313GMT 23日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
26日終値 前営業日終値
株 FT100 5351.12(+ 38.50) 5312.62
クセトラDAX 6194.21(+ 27.87) 6166.34
金 現物午後値決め 1183.50 1190.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 99.010 (‐0.010) 0.340(0.343)
独連邦債2年物 0.830(0.734)
独連邦債10年物(9月限) 127.76 (‐0.57) 2.759(2.745)
独連邦債30年物 3.417(3.385)
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<為替> ユーロ/ドルが小幅上昇。ただ、欧州の銀行ストレステスト(健全性審査)
の厳格性をめぐり疑問視する見方が広がるなか、ユーロは上げ幅を縮小した。
<株式> ロンドン株式市場は反発し、FT総合株価指数は10週間ぶりの高値で引け
た。欧州の銀行ストレステスト(健全性審査)が大きな問題もなくスムーズに終了したこ
とを背景に、銀行株が上昇を主導した。
また、米住宅指標が堅調だったこともセンチメントを押し上げた。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は38.50ポイント(0.72%)高の
5351.12で終了。終値としては5月13日以来の高値となる。
23日発表されたストレステストの結果では、テストの対象となった91行中、不合格
となった銀行が7行にとどまり、市場では安心感が広がった。
バークレイズ
ング・グループ
ストレステストの結果からは、不合格行の資本不足は全体で35億ユーロ(45億ドル)
となったことも明らかになった。市場で予想されていた300─1000億ユーロを下
回ったものの、テストの厳格性をめぐっては疑問の声も挙がっている。
米指標では、6月の新築築1戸建て住 宅販売が、前月比23.6%増の年率33万戸
となり、市場予想の32万戸を上回った。前月比での増加率としては1980年5月以来
の大きさとなった。
欧州株式市場は続伸し、主要株価指数は5週間ぶりの高値で引けた。6月の米新築1戸
建て住宅販売が強い内容となったことが支援したほか、欧州の銀行を対象にしたストレス
テスト(健全性審査)の結果発表を前週に終え、銀行株に買いが入った。
アライド・アイリッシュ・バンクス
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.70ポイント(0.45%)高
の1049.01。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は23.99ポイント(0.88%)高
の2743.12。
キャンター・フィッツジェラルドの首席グローバル株式ストラテジスト、スティーブン
・ポープ氏は「米新築住宅販売が非常に良かった」とした上で「しかし出来高は薄い。企
業の決算シーズンは続いており、投資家は様子見姿勢となっている」と述べた。
石油大手BP
任とロバート・ダドリー氏の新CEO起用が近く発表されるとみられている。
タロー・オイル
が好感された。
英メディア大手ピアソン
一段と具体的な通期の増益見通しを示した。
一方、医薬品株は軟調。グラクソ・スミスクライン
ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)によると、米バイオ医薬品のジェンザイム
筋やアナリストは、サノフィ・アベンティス
にあるとみている。
<ユーロ圏債券> 独連邦債が下落し1カ月ぶり安値をつけた。欧州の銀行を対象とし
たストレステスト(健全性審査)の結果がリスク選好を回復させる内容だったことや、米
企業の好調な決算、堅調な米住宅指標を受けて逃避買いが後退し、ユーロ圏周辺国債をア
ンダーパフォームした。
欧州ストレステストの結果は全体的にリスク資産を支援する内容と受け止められ、この
日のFTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は銀行株主導で0.45%上昇して
引けた。欧州STOXX600銀行株指数<.SX7P>終値は1.7%高となった。
6月の米新築住宅販売が前月比23.6%増と前月から増加に転じ、1980年5月以
来の増加率となったことも債券需要を押し下げる要因となった。
独連邦債先物9月限
る128.18―129.54を外れ、一時6月22日以来の安値となる127.58を
つけた。今後、6月21日につけた安値の127.12までさらに下落する可能性もあり、
そうなればダブルトップを形成する可能性も出てくる。
独連邦債10年物
格差は3bp縮小し、193bpとなった。
ユーロ圏周辺国債と独連邦債の利回り格差は縮小。10年物スペイン国債と独連邦債の
利回り格差は16ベーシスポイント(bp)縮小して142bpと、5月末以来の水準と
なった。
[東京 27日 ロイター]