1315GMT 27日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
28日終値 前営業日終値
株 FT100 5319.68(‐45.99) 5365.67
クセトラDAX 6178.94(‐28.37) 6207.31
金 現物午後値決め 1157.00 1168.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 99.025 (+0.010) 0.516(0.400)
独連邦債2年物 0.875(0.880)
独連邦債10年物(9月限) 127.86 (+0.17) 2.748(2.766)
独連邦債30年物 3.443(3.424)
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<為替> ドルが対円で下落。6月の米耐久財受注が予想外に減少したことを受け、米
景気見通しをめぐる懸念が強まった。
<株式> ロンドン株式市場は反落。BGグループ
売られたほか、さえない米経済指標でセンチメントが悪化した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は45.99ポイント(0.86%)安の
5319.68。
BGグループは2.2%安。コリンズ・スチュワートはノートで「BGグループの
第2・四半期決算は予想を上回ったものの、短期的な株価上昇につながる力強い材料は
確認されなかった」と指摘した。
原油価格
シェル
6月の米耐久受注が予想外に減少し、減少率が前年8月以来の大きさになったことを受
け、米株価が下落。ロンドン市場もこの動きに追随した。
欧州株式市場は、主要株価指数が7営業日ぶりに反落した。この日発表された6月の米
耐久財受注が予想外に減少したことを受けて景気懸念が再燃し、利食い売りを誘った。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3.29ポイント(0.31%)安
の1050.88。最大0.7%値を上げる場面もあった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は3.20ポイント(0.12%)安の
2766.11。一時2791.24まで上昇したものの、主要な抵抗線を超えることが
できず、値を消した。
IGマーケッツのテクニカルアナリスト、ビンセント・ガン氏は「DJユーロSTOX
X50種指数は2790付近で頭打ちとなった」としたほか、チャートは現時点で7・8
月によくみられるニュートラルな兆候を示しているとし「企業決算についてはすでに織り
込み済みで、状況を変えるには至らない」との見方を示した。
欧州ストレステスト(健全性審査)の無難な結果やバーゼル委による規制強化案の一部
緩和方針の発表、好決算などを背景に今週上昇していた銀行株はまちまちの展開。ソシエ
テ・ジェネラル
上昇する一方、デクシア
を下げた。
アルセロールミタル
性があると警告した。
プジョー
恐れがあると警告した。
BGグループ
には至らなかった。
半面、仏航空宇宙大手サフラン
たことを背景に、通年の営業利益率見通しを引き上げた。
<ユーロ圏債券> この日発表された6月の米耐久財新規受注が予想外に減少したこと
で、引き続き独連邦債に堅調な需要がみられた。
米商務省が発表した6月の耐久財新規受注は前月比1.0%減となり、アナリスト予想
の1.0%増に反して減少。米経済の状態、および米経済悪化が世界的な経済成長にもた
らす影響に対する市場心理の悪化に拍車がかかり、安全資産とされる独連邦債の需要が高
まった。
ロンドンのディーラーは「米耐久財受注統計で、米経済が二番底に向かっているとまで
はいかないにしても、横ばいの状態であることが示された」と指摘。「独連邦債は上昇し、
予想通りの反応を示した」と述べた。
独連邦債先物9月限
127.12─60の下値支持線をかわしたことで、上昇圧力が高まった。
KBCのストラテジスト、ピエト・ラメンス氏は「強気相場は崩れていない。独連邦債
先物が2営業日連続で127.12を大幅に下回って引けない限り、強気相場は終わらな
い」と述べた。
現物市場では、独連邦債の利回りが全般的に低下。10年債
2.4ベーシスポイント(bp)低下の3.445%。2年債
3.4bp低下の0.852%。
ポルトガル国債は、同国の国債入札が順調にこなされたことを受け買いが入り、独連邦
債をアウトパフォームした。ポルトガル10年債
5.07%となり、6月3日以来の低水準となった。この結果、独連邦10年債との利回
り格差は一時233bpに縮小し、その後239bpで推移した。
ポルトガル国債は、周辺国国債の指標とみなされるイタリア国債
トパフォームした。両国債の利回り格差は110bpと、最大で20bp縮小。6月9日
以来の低水準となった。
[東京 29日 ロイター]