1347GMT 28日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
29日終値 前営業日終値
株 FT100 5313.95(‐ 5.73) 5319.68
クセトラDAX 6134.70(‐44.24) 6178.94
金 現物午後値決め 1162.50 1157.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 99.040 (+0.015) 0.503(0.516)
独連邦債2年物 0.827(0.875)
独連邦債10年物(9月限) 128.10 (+0.29) 2.719(2.748)
独連邦債30年物 3.433(3.443)
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<為替> ユーロが対ドルで上昇し12週間ぶり高値をつけた。5月初旬以来初めて
1.31ドルを上抜けた。
月末を控えた動きが背景にあるほか、7月のユーロ圏景況感指数が2年4カ月ぶりの水
準に上昇、7月の独失業者数が減少したことなどがユーロを支援した。
<株式> ロンドン株式市場は、主に銀行株が売られ、続落して終了した。翌日に
第2・四半期の米国内総生産(GDP)速報値の発表を控えて警戒感が高まっており、医
薬品大手アストラゼネカ
ハーグリーブス・ランズダウンの英国株式部門を統括するリチャード・ハンター氏は「
英企業決算は全般的にみて非常に良好だった」と述べた。ただ「世界経済の回復に対する
懸念が依然としてくすぶっているため、決算発表シーズンが終わった後も、経済面で悪い
ニュースが出てこないか注視する必要がある」との考えを示した。
アストラゼネカは2.7%高で終了。好調な第1・四半期決算を発表した
防衛機器大手BAEシステムズ
エネルギー関連銘柄はまちまちとなり、ロイヤル・ダッチ・シェル
下落した。
銀行株は売られた。バークレイズ
それぞれ下落して終了した。
欧州株式市場は続落。キャップジェミニ
る一方、米株安や引けにかけて銀行株に売りが出たことが相場を圧迫した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3.98ポイント(0.38%)安
の1046.90。一時上昇する場面もみられた。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は13.18ポイント(0.48%)安
の2752.93。
米国市場では、エヌビディア
体株が軟調になったという。
銀行株では、バークレイズ PA>、BNPパリバ こうしたなか、情報技術(IT)サービスのキャップジェミニは7.3%高と逆行高。 企業の設備投資に回復がみられるとして、2010年の利益率予想および年後半の販売目 標を引き上げた。 フランステレコム ロの配当を支払うと表明、配当方針をめぐる懸念を払しょくした。 ルーラント・リサーチ(フランクフルト)のストラテジスト、ハイノ・ルーラント氏は、 「大半の数字はかなり良好だが、経済成長や企業収益の持続性という点で、投資家はま だ確信が持てていない」と述べた。 週間の米新規失業保険申請件数が予想以上に改善したことを受け、相場は一時値上がり する場面もみられた。 <ユーロ圏債券> ポルトガル・スペイン・アイルランドなど周辺国債10年物利回り が小幅上昇した。最近の需要の高まりがこの日は一服した。 トレーダーは、今月に入って利回りが低下していたこと、独連邦債との利回り格差が大 きく縮小していたことを踏まえ、市場に調整の動きがみられることは驚きではないとの見 方を示した。 10年物アイルランド国債 し5.116%。独連邦債との利回り格差は前日清算値の230bpから240bpに拡 大した。 10年物イタリア国債と独連邦債との利回りスプレッドも8bp拡大し114bpとな った。イタリアがこの日実施した総額95億ユーロの国債入札では、前回入札を上回る堅 調な需要がみられた。 スペイン国債もこの日は独連邦債をアンダーパフォームした。同国は30日、約160 億ユーロの国債の償還期限を迎える。 独連邦債は月末の買いにも一部支援され小幅高となった。独連邦債先物9月限 は25ティック高の128.06。独連邦債2年物 し0.843%。同10年物 スタンダード・ライフ・インベストメンツの投資部門ディレクター、ジャック・ケリー 氏は、資金フローや投資家を対象とした調査から、最近の周辺国債の利回り格差の縮小は、 アンダーウエイトにしていたポジションのカバーによるもので多くは実需筋の動きであ ることが示されていると指摘。周辺国債に対するロングポジションを新たに増やす動きに よるものではないとの見方を示した。 [東京 30日 ロイター]