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欧州市場サマリー(9日)

発行済 2010-08-10 03:40

               1334GMT      6日終盤

ユーロ/ドル    1.3253      1.3282

ドル/円      85.730 85.490

ユーロ/円 113.58 113.52

 

               9日終値     前営業日終値

株 FT100 5410.52(+78.13) 5332.39

  クセトラDAX     6351.60(+91.97) 6259.63

金 現物午後値決め 1203.00 1207.75  

              先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(9月限)  99.030 (+0.005)  0.292(0.304)

独連邦債2年物 0.729(0.746)

独連邦債10年物(9月限) 130.03 (‐0.07) 2.526(2.511)

独連邦債30年物   3.235(3.209)

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 <為替> ドルが主要通貨に対し小幅高。10日の米連邦公開市場委員会(FOMC)

を控えポジションを軽くする動きが出たことで、前営業日につけた安値から戻している。

 ただ、6日発表された米雇用統計では経済見通しの弱まりが浮き彫りとなり、追加金融

緩和をめぐる観測が高まったことで、ドルに対する慎重姿勢は続いている。

 <株式> ロンドン株式市場は反発し、11週間ぶり高値で引けた。金融株の上昇が相

場を押し上げたほか、原油高を背景にエネルギー株に買いが入り、相場を支援した。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は、心理的な節目となる5400を超えて引けるのは

5月13日以来となる。ただ商いは薄く、出来高は90日平均の53%にすぎなかった。

 前週発表された底堅い決算を受け、銀行株が高い。バークレイズが3.2%高。

HSBC、スタンダード・チャータード、ロイズ・バンキング・グルー

も値を上げた。

 保険株も堅調。12日に上期決算発表を控えるプルーデンシャルは2.7%高。

 石油関連株も買いが優勢。BPが1.7%、ロイヤル・ダッチ・シェル

が1.5%、BGグループが1.4%それぞれ上昇した。

 欧州株式市場は上昇。原油価格の上昇を受けて石油大手が買われたほか、米連邦準備理

事会(FRB)が景気てこ入れに向けて追加刺激策を実施するとの観測が高まった。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は14.51ポイント(1.37%)

高の1071.26。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は47.93ポイント(1.72%)安

の2827.27。

 

 原油価格がドル安を背景に1バレル=81ドルを上回って上昇したことからロイ

ヤル・ダッチ・シェル、レプソル、トタルが1.5─2%高

となった。

 BPは1.7%高。メキシコ湾の原油流出事故をめぐり、油井の完全封鎖に向け

た作業が週内に始まる見込みとなった。

 10日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、必要に応じて貨幣供給を増やし景気

を支える用意があるとの明確なシグナルが出される可能性があるとの見方が強まっている。

 IGインデックスの首席市場ストラテジスト、デビッド・ジョーンズ氏は「米経済の潜

在的な弱さにより連邦準備理事会(FRB)が行動を起こし、追加的緩和策が導入される

との観測が現在、市場を動かしているようだ」と語った。

 

 スペインのインフラサービス会社アベルティスは3.4%高。

 保険会社リーガル・アンド・ジェネラルはドイツ銀行による目標株価引き上げ

を手掛かりに3.6%上昇した。オールド・ミューチュアルもUBSの目標株価

引き上げを受けて2.6%高となったほか、プルーデンシャル、INGグループ

、エイゴンが1.4─2.7%値を上げた。

 <ユーロ圏債券> 独連邦債買いが一服した。10日の米連邦公開市場委員会(FO

MC)を控え、新材料に欠くなか、投資家は独連邦債価格の一段高に消極的となった。

 この日は市場の見方を変えるような新たな材料もなく、市場では様子見気分が強かった。

 ウエストLBのストラテジスト、ジョン・デイビス氏は「現時点で債券を求めることは、

経済が急激な減速に向かっている、もしくは二番底に陥る可能性があるといった見通し

に大きく賭けることに等しい」と述べた。

 独連邦債先物9月限の精算値は7ティック安の131.03。前営業日につけ

た2カ月ぶり高値の130.15を上抜けることができなかった。前営業日は、米雇用統

計の結果を受け、米連邦準備理事会(FRB)が追加緩和策を発表するとの観測が高まっ

たことに押し上げられた。

 独連邦債10年物利回りは1.8ベーシスポイント(bp)上昇し、

2.528%。ただ、6月以降続いている2.5─2.8%のレンジ内にとどまった。

 同2年物はアウトパフォームし、利回りは1.6bp低下の0.73%。

 2・10年物利回り格差は180bpと、イールドカーブがスティープ化した。前営業

日は前年4月以来の低水準となる174bpとなっていた。

 

 アナリストは、市場にとっての最大のリスクは、FRBが景気回復支援に向けた債券買

い入れ措置について何ら言及しなかった場合、と指摘する。これにより、株式など高リス

ク市場の動向によって、債券利回りが一時的に押し上げられる可能性があるとみられてい

る。

 また、前出のデイビス氏は「(FRBの)量的緩和(発表)によって債券相場が押し上

げられなかったとしても、(FRBの動きによって)株式相場で失望感が広がれば、債券

への逃避買いが膨らむだろう」と述べた。

                           [東京 10日 ロイター]

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