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欧州市場サマリー(16日)

発行済 2010-08-17 04:40

               1319 GMT    13日終盤

ユーロ/ドル    1.2850     1.2750

ドル/円      85.290     86.190

ユーロ/円 109.57     109.91

 

              16日終値   前営業日終値

株 FT100 5276.10(+0.66) 5275.44

  クセトラDAX     6110.57(+0.16) 6110.41

金 現物午後値決め 1223.50  1214.25  

              先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(9月限)  99.100 (+0.015)  0.275(0.275)

独連邦債2年物 0.662(0.661)

独連邦債10年物(9月限) 132.24 (+0.76) 2.316(2.393)

独連邦債30年物   3.041(3.153)

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 <為替> 安全資産への逃避買い需要が強まり、円とスイスフランが幅広く上昇した。

 一方でユーロも上昇。ユーロ圏の債券市場をめぐるリスクへの慎重姿勢が根強いものの、

売られ過ぎとの見方が広がった。

 <株式> ロンドン株式市場はほぼ変わらず。ベダンタ・リソーシズ主導で鉱

山株が堅調となる一方、日本のさえない国内総生産(GDP)統計が圧迫要因となった。

 ベダンタは、インドのケアン・インディアの株式51―60%を85億―

96億ドルのキャッシュで買収する方針を明らかにした。買収資金は手持ち資金と負債で

まかなう。同社はインド事業に特化している。

 第2・四半期の日本の実質国内総生産(GDP)は前期比プラス0.1%、年率換算プ

ラス0.4%となり、1―3月期の前期比プラス1.1%からプラス幅が縮小した。

 ベダンタは4.9%高。他の鉱山株では、エクストラータが1.9%高。鉱山

セクターについてクレディ・スイスは調査リポートで、将来的に中国から一段と強い需要

が見込めると述べ、同リポートも鉱山株の買いを後押ししたという。

 ケアン・インディアに62.4%出資するケアン・エナジーは5.3%値上が

りした。

 一方、原油価格の下落でエネルギー株は軟調。ロイヤル・ダッチ・シェル

は0.3%安、BGグループは0.2%安。

 欧州株式市場はFTSEユーロファースト300種指数がほぼ横ばいで終了した。鉱山・

小売株に買いが入る一方、日米の経済指標が精彩を欠くなか景気腰折れ懸念が強まり、銀行

株は売りが優勢となった。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は0.18ポイント(0.02%)

安の1045.47。出来高は90日平均の半分程度で商いは薄かった。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は10.44ポイント(0.39%)安

の2698.29で取引を終えた。

 銀行株の下げが目立った。BNPパリバ、クレディ・スイス、ドイ

ツ銀行、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランドが1.6─2.2

安。

 ステート・ストリートのグローバル最高投資責任者(CIO)、リチャード・ラカイユ

氏は「大半の指標が若干の景気減速を示している。雇用の回復が数四半期後ずれするかも

しれないが、完全な二番底には向かっていないと考える」との見方を示した。ただ、夏期

休暇シーズンで薄商いとなっていることから、小さなニュースに対しても市場が反応して

いると指摘した。

 鉱山株は上昇し、ベダンタ・リソーシズは4.9%高。同社はこの日、インド

のケアン・インディアの株式51―60%を85億―96億ドルのキャッシュ

で買収する方針を明らかにした。

 ケアン・インディアの62.4%を保有しているケアン・エナジーも5.3%

値上がりした。

 ドル安を背景に金属相場が堅調となるなか、他の鉱山株にも買いが入った。アングロ・

アメリカン、フレスニロ、エクストラータが値を上げた。

 個別銘柄では、スウェーデンのアパレル大手ヘネス・アンド・モーリッツ(H&M)

Mb.ST>が4.9%上昇。7月の既存店売上高が前年同月比で大幅に増加した。

 衣料小売の英ネクストも0.9%上昇した。

 

 日本のは4─6月実質国内総生産(GDP)は前期比プラス0.1%、年率換算プラス

0.4%と、1―3月期の前期比プラス1.1%からプラス幅が縮小した。ロイターの事

前調査では、4―6月期の実質GDPの予測中央値は前期比プラス0.6%、年率プラス

2.3%だった。

 8月の米住宅建設業者指数は13と予想外に低下し、2009年3月以来17カ月ぶり

の低水準となった。

 また、8月のNY州製造業業況指数は7.10と前月から上昇したものの、市場予想に

は届かなかった。

 

 <ユーロ圏債券> 期間の長いユーロ圏国債の利回りが、スワップ金利と共に急低下し

た。世界経済の先行き懸念が増大していることで、市場参加者がより期間の長い債券へ投

資志向を強めた。

 ユーロ圏国債では、独連邦債10年物と30年物、および仏国債50年物の利回りが過

去最低を更新。ユーロ圏スワップ金利は、10年物が過去最低を記録、

30年物は2008年12月以来の低水準となった。金利の低下は、この

日発表の日本の第2・四半期国内総生産(GDP)速報値が思わしくなかったことが背景

にある。

 米債券市場でも類似した動きがみられ、10年債利回りは1年5カ月ぶり

の低水準をつけ、30年債価格は2ポイント上昇するなどした。

 

 INGの金利ストラテジスト、パドフライク・ガービー氏は「こうした動きは、フラッ

ト化の圧力が増しているイールドカーブの現在の状態と一致している」と指摘した。

 クレディ・アグリコルの金利ストラテジスト、オーランド・グリーン氏は「今週発表予

定の経済統計にはあまり重要なものは含まれないため、悲観的な見方が市場にこのままと

どまるとみている。(米国で)追加緩和策が導入されるとの思惑により、期間が長い債券

が好まれる」と述べた。

 

 独連邦債先物9月限は一時132.17に上昇し、過去最高を更新した。清算

値は57ティック高の132.05。

 独連邦債10年物利回りは一時2.324%に低下し、過去最低を更新。

その後は前営業日終盤から6.3ペーシスポイント(bp)低下の2.331%で推移し

た。同2年物利回りは1.5bp低下の0.647%。

                           [東京 17日 ロイター]

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