1250GMT 17日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
18日終値 前営業日終値
株 FT100 5302.87(‐47.68) 5350.55
クセトラDAX 6186.31(‐20.09) 6206.40
金 現物午後値決め 1218.00 1226.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 99.095 (+0.000) 0.268(0.278)
独連邦債2年物 0.653(0.667)
独連邦債10年物(9月限) 132.09 (+0.40) 2.327(2.366)
独連邦債30年物 3.002(3.032)
------------------------------------------------------------------------------
<為替> ユーロが対ドルで上昇。ドイツ連邦債入札でおう盛な需要が示されたこと
を受け、欧州諸国の財政懸念が一部後退した。
また、ドルは対円で売り圧力が強まり、15年ぶり安値に向かっている。日本の円高抑
制に向けた介入は実施される公算が小さいとの見方が広がっている。
<株式> ロンドン株式市場は反落。世界経済回復への懸念で市場心理が悪化し、銀行・
商品株を中心に売りが出た。狭いレンジでの取引とな
ったものの、薄商いで相場の振れが増幅された。
この日の出来高は90日平均の55%にとどまった。夏枯れ相場の様相が強まるなか、
同指数は過去1カ月間は5300近辺の狭いレンジで推移している。
景気動向に敏感な銀行株の下げきつかった。HSBC
イングランド銀行(英中央銀行)が18日に公表した議事録から、8月4─5日の金融
政策委員会で政策委員が金融緩和と引き締めの両方を検討したことが明らかになった。委
員会は8対1で金利据え置きを決定し、センタンス委員は利上げを主張した。
需要見通しへの懐疑的な見方から金属価格が軟調となり、鉱山株が下落。BHPビリト
ン
ーション・オブ・サスカチワン
取締役会は17日、BHPによる約390億ドル、1株当たり130ドルでの買収提案
を「極めて不適切」として退けていた。
ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ
経質になっているとした。
エネルギー株も安い。米週間石油在庫統計で、石油在庫が過去最高水準に近づいている
ことが示されたことを受け、米原油先物
アングロ・アメリカン
銘柄が配当落ちで値下りした。
欧州株式市場は反落。米需要への警戒感から原油先物
た。また、BHPビリトン
ョン・オブ・サスカチワン
米週間石油在庫統計で原油在庫が大幅増になったことを受け、原油価格が下落。これに
追随し、石油株のBP
0.8─2.6%下落した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.09ポイント(0.39%)安
の1052.45。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は9.03ポイント(0.33%)安の
2728.66。
夏枯れ相場で薄商いとなった。
シティ・インデックスの市場ストラテジスト、ジョシュア・レイモンド氏は「商いが活
況となる9月まで、レンジ取引にとどまるだろう。ただ、BHPビリトンによるポタッシ
ュへの敵対的買収やENRCの決算など、特定の企業ニュースに相場は反応した」と述べ
た。
鉱山株は概ね下落。BHPビリトンは3.4%安。BHPビリトンはこの日、ポタッシ
ュへの敵対的買収に乗り出した。ポタッシュ取締役会は17日、BHPによる約390億
ドル、1株当たり130ドルでの買収提案を「極めて不適切」として退けていた。
ENRC
とが嫌気された。
半面、エクストラータ
グレンコア [GLEN.UL]が同社の買収に関心を寄せているとの市場でのうわさを指摘した。
個別銘柄では、風力発電タービン製造世界最大手、デンマークのベスタス
3.1%下落。第2・四半期決算が予想外の赤字となったほか、通年利益見通しを引き下
げた。
<ユーロ圏債券> 独連邦債利回りが過去最低水準に低下し、10・30年物の利回り
格差は65ベーシスポイント(bp)と1年ぶりの水準に縮小した。世界経済の回復の足
取りが重くなるとの懸念から、金利、およびインフレが長期間にわたり低水準にとどまる
との見方が強まった。
この日の独連邦債10年物入札(表面利率2.25%)は、平均利回りが過去最低水準
になったものの、比較的高い利回りを狙う投資家の資金が2年債などの短期ゾーンから長
期ゾーンに流れたため、旺盛な需要が示された。
ドイツは今回の入札で、約50億ユーロを調達。応札額は78億5600万ユーロに達
した。
フランス50年債利回り
ロイズTSB(ロンドン)のエコノミスト、ケネス・ブロー氏は「独連邦債入札は順調
だった。買われ過ぎの感があるかもしれないが、一方通行の相場に口をはさもうとする人
はいないだろう。独連邦債に対するロングポジションが積み上がっているが、近い将来に
解消されるだろう」と述べた。
また「利回りの低下とイールドカーブのフラット化は普通ではない。2年債を除くすべ
て(の利回り)が過去最低水準に低下し、2・10年債のイールドカーブは一段とフラッ
ト化した」と指摘した。
クレディ・アグリコル(ロンドン)の金利ストラテジスト、オーランド・グリーン氏は
「利回りが過去最低水準となるなかでも引き続き需要がみられる。これは投資家が強い先
行き不透明感を抱いていることを反映している」との見方を示した。
ポルトガルがこの日実施した3カ月・12カ月物TB(短期証券)入札では、3カ月物
に対する旺盛な需要がみられ、合計で目標額を上回る15億2500万ユーロを調達した。
独連邦債先物9月限
値となる132.31に上昇した。
独連邦債10年物
と過去最低水準に低下した。同5年物利回り
つけた後、1630GMT時点で3.8bp低下の1.325%。
同2年物
30年物
低下した。
[東京 19日 ロイター]