1310GMT 20日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
23日終値 前営業日終値
株 FT100 5234.84(+39.56) 5195.28
クセトラDAX 6010.91(+ 5.75) 6005.16
金 現物午後値決め 1226.00 1223.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 99.125 (+0.000) 0.253(0.249)
独連邦債2年物 0.612(0.608)
独連邦債10年物(9月限) 132.74 (‐0.15) 2.288(2.272)
独連邦債30年物 2.916(2.909)
------------------------------------------------------------------------------
<為替> ユーロが小幅安。ユーロ圏経済をめぐる懸念や、欧州中央銀行(ECB)
が年末まで金融緩和を継続する可能性があるとの見方から、ユーロが圧迫されている。
<株式> ロンドン株式市場は4日ぶりに反発。企業買収をめぐる動きが相場を下支
えた。ただ全般的に薄商いだった。
HSBC<0005.HK>
の最大70%取得について交渉を行っている。ネッドバンクの経営権を握っている英・南
ア系保険会社オールド・ミューチュアル
れ声明を発表し、HSBCのネッドバンク株取得に向け独占交渉を進めていることを明ら
かにした。
HSBCは0.8%高、オールド・ミューチュアルは3.2%高となった。
RSAインシュアランス・グループ
ル)での損保事業の買収案を拒否した保険大手のアヴィヴァ
英豪系資源大手BHPビリトン
料メーカー、ポタッシュ・コーポレーション
EO)は、様々な企業が同社への出資に関心を示していることを明らかにした。BHPは
0.5%高。
欧州株式市場は反発して終了した。企業の合併・買収(M&A)関連のニュースが相次
いだこと、豪州の資源税提案が撤回されるとの期待から鉱山株に買いが入ったことが株価
を押し上げた。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は6.92ポイント(0.67%)
高の1036.51。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は16.86ポイント(0.64%)高
の2660.84。
M&A関連では、英HSBC
ル
70%取得することで交渉を行っていることが明らかになった。オールド・ミューチュア
ルは3.2%、HSBCは0.8%、それぞれ上昇した。
ブレウィン・ドルフィンの首席ストラテジスト、マイク・レンホフ氏は「M&A関連の
ニュースを背景に、この日の相場は好調だった。景気が二番底に陥るとの懸念があるなか
で、これは意外な展開だった」と述べた。M&Aについては「企業買収に乗り出すにあた
り、事業環境が満足できる状態になったと判断する企業が増えている」と指摘した。
鉱山関連株が上昇。週末の豪総選挙で与党・野党ともに過半数を獲得できなかったこと
で、提案されている資源税の導入が撤廃されるのではないかとの期待から買われた。
アングロ・アメリカン
0.6─1.6%高で終了した。
英豪系資源大手BHPビリトン
ポタッシュ・コーポレーション
いる。ポタッシュはこれに対し対抗買収案を提示する企業を探している。
肥料メーカーでは独K+S
その他のM&A関連ニュースでは、ビール醸造大手のSABミラー
アサヒビール<2502.T>が、豪フォスターズ・グループ
していることが明らかになった。これを受けSABミラーは1.7%上昇した。
また米国では、米ヒューレット・パッカード(HP)
収することで合意していた外部記憶装置(ストレージ)メーカーの米3PAR
対し、総額16億ドルでの買収を提示した。
<ユーロ圏債券> 独連邦債10年物が下落した。欧州株高を受けて安全資産としての
需要が後退したほか、前週に利回りが過去最低水準に低下していたことから利食い売りが
出た。
独連邦債は過去3週間上昇しており、10年物利回りは20日に2.239%、30年
物利回りも2.896%とそれぞれ過去最低水準に低下した。市場参加者の大半はこの日
の下落について、上昇が一服したとの見方を示している。
RIAキャピタル・マーケッツのストラテジスト、ニック・スタメンコビッチ氏は「株
式市場が上昇し、質への逃避の流れが一部解消されたようだ。また過去最低水準の利回り
を受け、投資家にとって利益確定の機会となった」と述べた。
独連邦債先物9月限
独連邦債10年物
2.262%。同2年物
10年債の利回り格差は、前週末20日の水準である167bp付近となった。
高利回りを求める投資家の資金が長期債に流れるなか、同30年物
好された。10年債と30年債の利回り格差は2bp縮小し63bpと1年ぶり水準とな
った。
欧州中央銀行(ECB)はこの日、債券買い入れプログラムの下で買い入れた債券の清
算額が、20日までの1週間は3億3800万ユーロとなったと発表した。これは7月初
旬以来の高水準で、ECBがアイルランド国債の買い入れを進めたとの市場のうわさを裏
付ける格好となった。
10年物のアイルランド国債と独連邦債の利回り格差は横ばいの317bp付近。
入札が順調に消化されたベルギー国債は独連邦債に若干アウトパフォームした。入札後
の10年物ベルギー国債と独連邦債の利回り格差は2bp縮小し69bpとなった。
[東京 24日 ロイター]