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欧州市場サマリー(22日)

発行済 2010-09-23 04:16

               1317GMT     21日終盤

ユーロ/ドル    1.3414     1.3251

ドル/円      84.510     85.090

ユーロ/円 113.33     112.77

 

              22日終値   前営業日終値

株 FT100 5551.91(‐24.28) 5576.19

  クセトラDAX     6208.33(‐67.65) 6275.98

金 現物午後値決め 1293.50       1275.00

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(12月限)  99.020 (+0.025)  0.303(0.299)

独連邦債2年物 0.750(0.803)

独連邦債10年物(12月限) 130.89 (+1.24) 2.342(2.460)

独連邦債30年物   2.954(3.049)

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 <為替> ドルが下落。対円では一時、前週の日本政府の単独介入後の安値をつけた。

 前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明を受け、追加緩和実施をめぐる観測が強

まるなか、ドル指数<.DXY>は半年ぶりの低水準となっている。

 ユーロは対ドルで5カ月ぶり高値をつけている。

 <株式> ロンドン株式市場は続落。鉱山株が上昇した一方で、米景気回復をめぐる懸

念を背景に銀行株に売りが出た。

 米連邦準備理事会(FRB)は21日発表した連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、

景気回復のてこ入れに向け追加支援を行う用意があると表明。これを受け、早ければ

11月の次回会合で追加緩和策が発表されるとの思惑を背景に米国債は上昇、ドルは大幅

に値を下げた。

 ドル安を背景に金や非鉄金属価格が上昇し、鉱山株が堅調。産金ランドゴールド・

リソーシズは2.9%、アフリカン・バリック・ゴールドは2.5%、

それぞれ上昇した。

 一方、リスク選好の動きに左右されやすい銀行株は売り優勢。ロイズ・バンキング・

グループは1.4%、HSBCは1%、それぞれ値を下げた。

 ドイツ銀行が21日発表した営業報告書で、第3・四半期決算で赤字を計上

する見通しを示したことも圧迫した。

 

 欧州株式市場は続落し、主要株価指数は約2週間ぶりの安値で引けた。前日発表された

米連邦公開市場委員会(FOMC)声明を受けて、経済への懸念が強まった。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は16.01ポイント(1.48%)

安の1066.46で取引を終え、終値としては9月7日以来の安値を更新した。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は41.78ポイント(1.50%)安

の2752.77。200日移動平均線を再び割り込み、2737.62に控える強い支

持線に向けて下落した。

 

 銀行株が指数を圧迫。ウニクレディトは4%安。同行をめぐっては、リビア

の投資家による出資比率引き上げをめぐって一部株主と対立していたプロフーモ最高経営

責任者(CEO)が辞任している。

 サンタンデールは2.9%安。クレディ・スイスは同行の投資判断を、規模が

大きすぎることで構造的な成長が低下する公算が大きいとの懸念から「アウトパフォーム

」から「ニュートラル」に引き下げた。

 クレディ・スイスは2.4%安、UBSは2.9%、それぞれ値を

下げた。

 

 鉱山株は上昇。ドル安が銅や金などの金属価格を支援した。アングロ・アメリカン

、アントファガスタ、BHPビリトン、ランドゴールド・リソ

ーシズ、リオ・ティント、エクストラータは2.1―3.1%値

上がりした。

 一方で、米週間石油在庫統計で石油在庫が増加したことから、ドル安でも原油価格の下

落に歯止めがかからず、石油メジャーに売りが出た。トタル、BP、ロ

イヤル・ダッチ・シェルは1.9―2.1%安となった。

  

 <ユーロ圏債券> 独連邦債先物が1ポイント超上昇。前日の米連邦公開市場委員会

(FOMC)を受け、連邦準備理事会(FRB)による追加量的緩和をめぐる観測が強ま

るなか、主要国国債への買いが膨らん

だ。

 ユーロ圏周辺国債もしっかり。ポルトガルが国債入札を順調にこなしたことを背景に、

ポルトガル・イタリア・スペイン・ギリシャ国債の10年物利回りは軒並み低下した。

 独連邦債先物12月限の清算値は110ティック高の130.75。一時、

118ティック高の130.83をつけた。

 独連邦債10年物利回りは10.7ベーシスポイント(bp)低下の

2.353%。

 同2年物は5.3bp低下の0.750%。

 また、この日実施された独連邦債5年物入札で旺盛な需要がみられたことも、支援材料

となった。

 KBCのストラテジスト、ピエット・ラメンズ氏は「FRBが予想以上に、量的緩和を

実施する余地を残したことが、この日の欧州市場を動かす直接の要因となった」と述べた。

 

 ポルトガルは、4・10年物の国債入札を実施。堅調な需要がみられたものの、調達額

は7億5000万ユーロと、目標レンジの下限にとどまった。

 クレディ・アグリコルのアナリストはノートで「ポルトガルが調達額をレンジの下限に

押さえたことは、同国が死に物狂いで資金調達を行っているわけではないというシグナル

を市場に送った可能性がある」と指摘した。 

 10年物のポルトガル国債と独連邦債の利回り格差は国債入札後、前日

比約10bp縮小の382bpとなった。入札前は405bpに拡大していた。

 同ギリシャ国債と独連邦債の利回り格差は約20bp縮小し880bp。

これは約1カ月ぶりの低水準となる。

 一方、同アイルランド国債と独連邦債の利回り格差は12bp拡大し

417bp。

                         [東京 23日 ロイター]

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