1332GMT 22日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
23日終値 前営業日終値
株 FT100 5547.08(‐ 4.83) 5551.91
クセトラDAX 6184.71(‐23.62) 6208.33
金 現物午後値決め 1290.75 1293.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 99.035 (+0.020) 0.335(0.303)
独連邦債2年物 0.708(0.750)
独連邦債10年物(12月限) 131.28 (+0.53) 2.297(2.342)
独連邦債30年物 2.939(2.954)
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<為替> ユーロが対ドルで下落。ユーロは対ドルで5カ月ぶり高値をつけていたも
のの、アイルランド経済と同国の銀行部門への懸念から、ユーロ圏周辺国全体に対する
懸念がクローズアップされている。
<株式> ロンドン株式市場は小幅安で引け3日続落。銀行・医薬品株が売り優勢と
なり、堅調な原油相場に支援された石油株の上昇分を打ち消した。
8月の米中古住宅販売を受けて上昇に転じた米株式市場に追随して、終盤にかけて当初
の安値から値を戻す展開となった。
医薬品株がさえない。アストラゼネカ
それぞれ下落した。イグザーヌBNPパリバが両社の投資判断を引き下げた。
グラクソ・スミスクライン
治療薬「アバンディア」の販売をめぐり、欧米当局の判断に対する懸念が圧迫した。
銀行株も軟調。ロイズ・バンキング・グループ
レイズ
石油関連株はBGグループ
0.2%それぞれ上昇した。投資会社の前向きな見通しに支援され、ペトロファック
欧州株式市場は小幅続落。米中古住宅販売が13年ぶり低水準から回復したことを受け
て市場心理が改善し、安値からは戻した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は0.54ポイント(0.05%)安
の1065.92。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は14.16ポイント(0.51%)安
の2738.61。
前日のユーロ圏鉱工業受注に続いて発表された9月のユーロ圏購買担当者景気指数(P
MI)速報値が予想外の低下となったことや、米新規失業保険申請件数が3週間ぶりに増
加したことが圧迫材料となった。
ただ、8月の米中古住宅販売が年率換算で413万戸と、予想の同410万戸を上回り、
13年ぶり低水準から持ち直したことを受けて、FTSEユーロファースト300種指
数は下げ幅を縮小した。
銀行株の下げがきつかった。欧州銀行株指数<.SX7P>は0.7%下落した。
ソブリン債の信用力低下やアングロ・アイリッシュ・バンク[ANGIB.UL]救済費用見通し
などアイルランドをめぐる懸念に加え、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチが米投資
銀行について悲観的な見方を示したことが銀行セクターを圧迫したという。
バンク・オブ・アイルランド
4.4%安。クレディ・スイス
その他の景気動向に敏感なセクターにも売りが出た。鉄鋼株はバンク・オブ・アメリカ
・メリルリンチが弱気な見方を示したことも要因となり、ティッセンクルップ
は2.2%下落、アルセロール・ミタル
<ユーロ圏債券> 独連邦債が上昇し、先物は2週間ぶり高値をつけた。ドイツ政府が
第4・四半期の債券発行額を縮小する方針を示したことが好感されたほか、弱い経済指標
を背景に安全資産としての魅力が高まった。
一方、アイルランド国債とポルトガル国債はさえず。10年物の独連邦債との利回り格
差はともに、ユーロ導入以来の水準に拡大した。
この日発表されたアイルランドの第2・四半期国内総生産(GDP)伸び率は前期比マ
イナス1.2%。エコノミストはプラス0.5%を予想しており、予想外のマイナスとな
った。
また、ポルトガル野党は2011年予算案をめぐり、政府との早期合意に向けた交渉を
拒否した。
ある債券トレーダーは「これら要因がユーロ圏周辺国債市場を圧迫した」と述べた。
アイルランド国債10年物
上昇し6.7%。独連邦債との利回り格差は一時444bpに拡大した。あるトレーダー
によると、午前の取引で欧州中央銀行(ECB)がアイルランド国債を買い入れたもよう。
ポルトガル国債10年物
の利回り格差は411bpに拡大した。
一方ギリシャ国債への影響は限定的で、10年物
の11.2%だった。
独連邦債10年物
同2年物
独連邦債先物12月限
131.58と9日以来の高値をつけた。
ドイツ政府はこの日、第4・四半期の債券発行額を当初予定の890億ユーロから、
600億ユーロに縮小する方針を示した。
[東京 24日 ロイター]