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再送:欧州市場サマリー(24日)

発行済 2010-09-25 04:56

               1702GMT     23日終盤

ユーロ/ドル    1.3471     1.3310

ドル/円      84.330     84.350

ユーロ/円 113.64     112.28

              24日終値   前営業日終値

株 FT100 5598.48(+ 51.40) 5547.08

  クセトラDAX     6298.30(+113.59) 6184.71

金 現物午後値決め  1297.00     1290.75

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(12月限)  99.020 (‐0.010)  0.355(0.335)

独連邦債2年物 0.737(0.708)

独連邦債10年物(12月限) 130.73 (‐0.66) 2.351(2.297)

独連邦債30年物   2.995(2.939)

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 <為替> 主要6通貨に対するICEフューチャーズUSドル指数<.DXY>が2月以来の

水準に低下した。欧州経済指標が予想を上回る好調な内容だった一方で、朝方発表された

8月の米耐久財新規受注が予想以上に減少したことが背景。

 ドルは対円でも約1週間ぶりの安値を更新した。日本の通貨当局が再び為替介入に踏み

切ったとのうわさで上昇していたが、実際に介入が行われたかについて懐疑的な見方が広

がったことから値を消した。

 

 <株式> ロンドン株式市場は反発。当初は売り先行となるなか、米経済指標を受けて

銀行・エネルギー株に買いが入り、引けに向け相場を押し上げた。M&A(企業の合併・

買収)観測も相場を支援し、高級ファッションブランドのバーバリーなどが大き

く値を上げた。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は51.40ポイント(0.93%)高の

5598.48。

 この日発表の8月米耐久財受注で民間設備投資の回復が示されたことに加え、8月米新

築住宅販売は前月比変わらずと底堅い内容になった。

 また、9月のIFO独業況指数が予想外に上昇したことも相場を支えた。

 リスク選好の高まりを背景に銀行・エネルギー株が上昇。HSBC、バークレ

イズ、ロイヤル・ダッチ・シェルが0.4─1.8%上昇した。

 バーバリーは6%高。トレーダーによると、米プライペートエクイティーが買収に関心

を持っているとうわさされた。バーバリーはコメントを控えている。

 半導体メーカーのARMホールディングスも6.1%上昇。米オラクル

のエリソン最高経営責任者(CEO)が23日、技術向上に向けた企業買収に積

極的な姿勢を示したことを受け、買収観測が再燃した。

 

 欧州株式市場は上昇。一時的に軟調となったものの、引けにかけて値上がりする展開と

なった。予想を上回る米経済指標が相場を支え、スペインの2011年予算案も市場心理

の好転につながったという。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は12.23ポイント(1.15%)

高の1078.15。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は54.14ポイント(1.98%)高

の2792.75。

 これまで売られていた銀行株が買い戻され、クレディ・アグリコルが5%高、

スウェドバンクは2.9%高、サンタンデールは2.8%高。

 8月の米耐久財受注は、前月比1.3%減と、前月のプラス0.7%増からマイナスに

転じ、1年ぶりの大幅な落ち込みとなった。一方、輸送機器を除く受注は2.0%増加し、

3月以来の大幅な伸びとなった。

 BNPパリバ(パリ)のエコノミスト、ジャン・マルク・ルカ氏は、「耐久財受注は、

ヘッドラインの数字こそ弱かったものの、内訳では多くの業種に底堅さがうかがえ、よい

兆しといえる」と指摘。

 「景気刺激策の引き揚げや在庫積み増しの動きの終了などが一部要因となり米経済の回

復の勢いは弱まりつつあるが、景気が二番底に向かっているとは想定していない」と述べ

た。

 スペインのIBEX株価指数は2.2%高。スペイン政府がこの日に発表した2011

年予算案には高所得者を対象とした増税などが盛り込まれたほか、財政支出の削減目標を

当初計画の7.7%から7.9%(約100億ユーロ)に引き上げるなど、財政緊縮への

強い決意を示す内容となった。

 通信のアルカテル・ルーセントは7.5%高。幹部の強気なコメントが材料

視された。

 半導体のARMホールディングスは6.1%高。オラクルのエリソン

最高経営責任者(CEO)は、技術強化に向け、さらなる買収に意欲を示しており、半導

体関連企業がターゲットに適していると考えている、と述べ、同発言をきっかけに買収観

測が広がった。 

 

 <ユーロ圏債券> 値動きの荒い展開となるなか独連邦債先物が大幅に下落した。最近

の上昇を受けて一部利食い売りが出たほか、この日発表の8月米耐久財受注で民間設備投

資の先行きに明るさが示され、高リスク資産が選好された。

 米商務省が発表した8月の耐久財新規受注は前月比1.3%減と、前月からマイナスに

転じ、1年ぶりの大幅な減少率となった。ただ、設備投資の先行きを見極める上で指標と

なる航空機を除く非国防資本財は1.6%増と、前月の0.1%増から大きく伸びた。

 独連邦債先物12月限は一時上昇していたものの、同統計発表後は売り優勢と

なり、130.73の日中安値をつけた。

 インベステックのエコノミスト、フィリップ・ショー氏は「米耐久財受注を受けて地合

いが再びリスクオンに振れた」と述べた。

 当初はリスク回避の動きが見られ、10年物の独連邦債とアイルランド国債

EB>の利回り格差は一時452ベーシスポイント(bp)、ポルトガル国債

も一時430bpに拡大し、それぞれユーロ導入以来の高水準となった。

その後はリスク選好度の回復につれて縮小に転じ、前日と同水準に戻した。 

 一部トレーダーによると、欧州中央銀行(ECB)はアイルランド国債とポルトガル国

債の小規模買い入れについて、レートチェックを行ったもよう。

 薄商いのためスプレッドの動きが誇張されたとの声も聞かれた。  

 独連邦債先物12月限の清算値は54ティック安の130.85。この日の取引レンジ

は94ティックと大きく値が振れた。週間ベースでは前週から1ポイント超上昇した。

                         [東京 25日 ロイター]

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