1520GMT 28日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
29日終値 前営業日終値
株 FT100 5569.27(‐9.17) 5578.44
クセトラDAX 6246.92(‐29.17) 6276.09
金 現物午後値決め 1307.50 1294.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 98.990 (‐0.015) 0.387(0.366)
独連邦債2年物 0.795(0.735)
独連邦債10年物(12月限) 131.67 (‐0.12) 2.251(2.242)
独連邦債30年物 2.885(2.888)
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<為替> ドルが4営業日連続で下落。対ユーロで5カ月ぶり安値を更新した。米連邦
準備理事会(FRB)の追加緩和観測が強まるなか、トレーダーはドルの一段の下落に備
えている。
電子取引システムEBSによると、ユーロ/ドル
なる1.3644ドルまで上昇。その後、前日比0.2%高の1.3603ドルまで押し
戻された。
ドル指数<.DXY>は前日比0.3%安の78.788。
<株式> ロンドン株式市場は反落。欧州の債務問題をめぐる根強い懸念が銀行株を圧
迫した。医薬品株も売られ、BP
FT100種総合株価指数<.FTSE>は序盤に5600台に乗せたものの、間もなく下げ
に転じた。
銀行株<.FTNMX8350>は1.3%安。とりわけ、アイルランドの銀行の先行きをめぐる懸
念が圧迫した。
医薬品株も売られ、アストラゼネカ
下げが嫌気された。
半面、BPは3.9%上昇。メキシコ湾原油流出事故をきっかけに、新たに安全部門を
設立し川上部門を分割するなど、抜本的な再編を実施する方針を発表した。
欧州株式市場は続落し、主要株価指数は3週間ぶりの安値で引けた。小売株の他、
銀行株にも売りが出た。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3日続落し、5.89ポイント
(0.55%)安の1064.88で引けた。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>終値は21.91ポイント
(0.79%)安の2752.71。
この日は、スウェーデンのアパレル大手ヘネス・アンド・モーリッツ(H&M)
た。
その他、ネクスト
CMCマーケッツのストラテジスト、ジェームズ・ヒューズ氏は「過去数週間にわたり
力強く上昇していたため、一服感が出ている」と指摘。また、30日発表の第2・四半期
の米国内総生産(GDP)確報値について「結果が思わしくなければ、米国で追加的な量
的緩和が実施される可能性が高まるため(株式市場にとっては)良いニュースとなる」と
述べた。
このところ市場では、景気回復を下支えするために米連邦準備理事会(FRB)が第2
弾の量的緩和に踏み切るのではないかとの観測が高まっている。ただウニクレディトの株
式ストラテジスト、タモ・グリートフェルド氏は「これまで発表された経済指標には良か
ったものと悪かったものが入り混じっているため、成長鈍化がどの程度のものになるのか
不透明になっている」と述べた。
銀行株も売られ、バークレイズ
銀行
鉱山関連株ではベダンタ・リソーシズ
に対し、インドの銅製錬所の閉鎖を命じたことが嫌気された。
一方、英BP
改革を実施すると発表したことが好感された。
<ユーロ圏債券> 独連邦短期債利回りが上昇。この日行われた欧州中央銀行(ECB)
の3カ月物資金供給オペで供給額が予想を下回ったことから、銀行システムの流動性が低
下するとの見方が強まり、利回りが押し上げられた。
金利動向に敏感な独連邦債2年物
上昇し、0.788%となった。同10年物
2.236%。2年債と10年債の利回り格差は145bpと、2009年1月以来の
水準に縮小した。
独連邦債先物
ECBはこの日実施した3カ月物資金供給オペで1040億ユーロを供給した。30日
には2250億ユーロの3カ月、6カ月、1年物オペが期限を迎えるが、これらのオペが
期限を迎えた後に銀行システム内にどの程度の流動性が残っているかは、同日に行われる
6日物オペの結果が公表されるまで判明しない。
このところ圧迫されていた周辺国国債は独連邦債と比較して総じて好調となり、利回り
格差は横ばい、もしくはやや縮小した。
10年物ポルトガル国債と独連邦債の利回り格差
432bp。同アイルランド国債と独連邦債の利回り格差
466bp。
イタリア政府が実施した約80億ユーロの国債入札には強い需要がみられた。
[東京 30日 ロイター]