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欧州市場サマリー(11日)

発行済 2010-10-12 04:08

               1339GMT     8日終盤

ユーロ/ドル    1.3933     1.3940

ドル/円      81.910     81.900

ユーロ/円 114.09     114.31

              11日終値    前営業日終値

株 FT100 5672.40(+14.79) 5657.61

  クセトラDAX     6309.51(+17.84) 6291.67

 

金 現物午後値決め 1351.00      1341.50

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(12月限)  98.940 (‐0.005)  0.521(0.449)

独連邦債2年物 0.798(0.802)

独連邦債10年物(12月限) 131.64 (‐0.21) 2.272(2.261)

独連邦債30年物   2.911(2.895)

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 <為替> ドルがユーロと円に対し横ばいで推移している。ユーロが1.40ドル台

を維持できなかったことを受け、ユーロに利益確定の売りが出た。

 ただ、米連邦準備理事会(FRB)の追加緩和観測を背景に、ドルに対するセンチメン

トは引き続き全般的に下向きとなっている。

 ドル/円は海外市場で81.37円まで下落し15年ぶり安値を更新。その後はやや値

を戻し、前営業日比ほぼ変わらずで推移している。

  

 <株式> ロンドン株式市場は小反発。各国政府が景気をてこ入れするとの期待感から

楽観的な見方が強まった。

 石油・ガスサービスのペトロファックは2.5%高。アラブ首長国連邦(UA

E)のシャルジャ市と2億5000万ドル相当の契約を結んだことが好感された。

 UBSが目標株価を引き上げたことを受けて、エンジニアリング大手のウィアー・グル

ープが2.4%、スミス・グループが1.5%それぞれ値を上げた。

 一方で、プルーデンシャルは1.3%安。JPモルガン・カザノブが投資判断

を「ニュートラル」から「アンダーウエート」に引き下げた。

 また、ドイツ銀行の投資判断引き下げを受けてソフト大手オートノミー

2.3%安となったほか、BPもRBSの投資判断引き下げが嫌気され0.8%

下落した。

 欧州株式市場はFTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>が上昇し2週間ぶり高

値で引けた。米連邦準備理事会(FRB)が追加緩和に踏み切るとの観測が引き続き材料

となった。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3.66ポイント(0.34%)高

の1074.33。米国がコロンブスデーの祝日となるなか、出来高は抑えられた。米債

市場は休場となった。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は4.29ポイント(0.15%)高の

2789.72。

 

 仏・ベルギー系デクシアは6.2%高。12日にインベスター・デーのイベ

ントが開催される。

 スウェーデンの家電大手エレクトロラックスは4.2%上昇。同社は、中東

・北アフリカ最大の家電メーカー、エジプトのオリンピック・グループの買収

に向けて大筋で合意した。

 週内発表の米主要企業の決算が注目されている。12日にインテル、13日に

JPモルガンの決算発表が予定されている。

 <ユーロ圏債券> 高利回り債が独連邦債をアウトパフォームした。国際通貨基金

(IMF)が週末、対ギリシャ融資の期間延長は可能との立場を示したことが材料視され

た。

 独連邦債先物清算値は22ティック安の131.63。

 米債市場休場で薄商いとなるなか、独連邦債利回りは全般的に若干上昇した。

 

 ギリシャ国債は上昇。IMFは10日、ギリシャ融資について、同国による借り換え懸

念が市場で続くようであれば、融資の返済延期などの措置を取ることもあり得ると表明。

ただし、現段階で具体的な計画はないとした。

 10年物ギリシャ国債利回りは53ベーシスポイント(bp)低下し、

9.407%。これを受け、10年物ギリシャ国債と独連邦債の利回り格差は55bp縮

小し713bpとなった。

 ギリシャの5年物クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)スプレッドも、前営業

日比20bp縮小し、700bpとなった。

 1531GMT時点で、独連邦債10年物利回りは1.6bp上昇し

2.273%。同2年物利回りは0.5bp上昇し0.795%となった。

 欧州中央銀行(ECB)資金への依存度が低下している兆しがみられることを背景に、

ポルトガルとアイルランド国債の利回りが低下した。

 9月のポルトガルの銀行によるECBからの借入額は前月比19%減。年初来初の減少

となり、同国による市場での資金調達状況が改善していることを示唆した。

 10年物ポルトガル国債と独連邦債の利回り格差は12bp程度縮小し

397bp。

 10年物アイルランド国債と独連邦債の利回り格差も7bp縮小し

429bpとなった。

  

                        [東京 12日 ロイター]

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