[北京 16日 ロイター] - 中国共産党政治局常務委員会は16日に会議を開き、新型コロナウイルス感染対策で「決定的な勝利を挙げた」と宣言した。2億人以上が治療を受け、死亡率を世界で最も低く抑えたと強調した。
昨年11月以降のコロナ対策の最適化に向けた取り組みによって、「比較的短期に円滑な移行」を遂げたとした。
国営メディアによると、80万人近くの重症患者が適切な治療を受け、中国での感染状況は改善し続けているが、新型コロナ感染はいまだに世界で拡大し、変異を続けていると注意が促された。
会議は、高齢者のワクチン接種率を高め、医療品の供給と生産を強化することも強調。新華社によると、政治局常務委は全ての地方政府と政府機関に医療サービス体制を強化するよう求めた。
中国政府は昨年12月に感染を抑え込む「ゼロコロナ」政策を解除した。