[ブダペスト 2日 ロイター] - サッカーのイングランド代表選手が、2日にブダペストで行われた2022年ワールドカップ(W杯)欧州予選でハンガリー代表の一部サポーターから人種差別的行為を受けていた可能性があると伝えられた。
英国メディアのスカイスポーツとITVによると、FWラヒーム・スターリングとジュード・ベリンガムに向けられた人種差別的な「モンキーチャント」をピッチサイドのリポーターが聞いたという。
イングランドの選手たちは試合前に反人種差別の意味を持つ膝つきを行い、スタジアムで大きなブーイングを浴びていた。
イングランドのガレス・サウスゲート監督は、試合中に人種差別的行為があったことに気付かなかったとしつつ、人種差別に対するチームの姿勢をあらためて強調。スカイスポーツに「サッカーだけではなく、普段の生活から人種差別をなくし続けることを願わなければならない」と語った。
また、DFジョン・ストーンズも人種差別的なチャントは聞こえなかったと答えたが、「後になって知らされた。われわれの試合でそのようなことが起こることを考えると非常に悲しい。UEFA(欧州サッカー連盟)などが対処してくれることを願う」と話した。