[モスクワ 12日 ロイター] - ウクライナ東部ハリコフ州に駐在するロシア側当局者は12日、ウクライナ軍が先週、同地域で行った大規模な反転攻勢について、ウクライナ軍の兵力はロシア軍および親ロシア派の8倍だったとの見方を示した。
ハリコフ州のロシア当局者、ビタリー・ガンチェフ氏はロシア国営テレビで、ウクライナ軍はロシアがこれまでに制圧した同州北部の集落を奪還、ロシアとの国境に迫ったと述べ、「約5000人」の民間人がロシアに避難したと語った。
「状況は刻々と厳しくなっている」とし、ロシアのベルゴロド州との国境は現在閉鎖されているとした。
ロイターは、戦況に関する発言が事実かどうか確認できていない。
ウクライナ軍は週末、ハリコフ州の要衝イジュムと、イジュムの北にあり、ロシアが一方的に任命したハリコフ州政府が拠点を置いていたクピャンスクを取り戻した。