[ワシントン 26日 ロイター] - バイデン米大統領とイスラエルのヘルツォグ大統領は26日、ホワイトハウスで会談し、イランの核開発プログラムやイランによるロシアへの兵器供給疑惑などについて協議した。
また、ヘルツォグ大統領は共同記者会見で、エジプトで来月開催される国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)にバイデン大統領と共に出席すると明らかにした。
バイデン氏はインドネシア・バリで開催される主要20カ国・地域(G20)首脳会議に出席する予定。ホワイトハウスはバイデン大統領の外遊の日程についてコメントを控えている。
ヘルツォグ氏は、イランでスカーフの着用が不適切として拘束されたマフサ・アミニさんが死亡したことを受け、各地で抗議デモが広がったことに言及し「これは、イランが自国民を抑圧する一方、核兵器への道を進み、罪のないウクライナ市民を殺害する兵器を供給している一例だ。イランの問題は議論されるべき重要な課題だ」と述べた。
バイデン氏はイスラエルとレバノンが、東地中海の天然ガス開発を巡り海洋境界画定で合意したことに言及し「歴史的な出来事だ」と強調した。米国は両国の交渉に協力した。