[パリ 8日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、フランスを訪問し、ウクライナに重火器や最新の戦闘機を供与するよう仏独に訴えた。
ゼレンスキー氏は、マクロン仏大統領とショルツ独首相との夕食会のためパリに到着。この日は英国も訪問し、戦闘機供与でウクライナに「自由のための翼」を与えるよう呼びかけた。
9日にはブリュッセルに移動し、欧州連合(EU)首脳会議に出席する予定。
ゼレンスキー氏は「われわれにはほとんど時間がない。私は今、平和のため、そしてロシアが始めた戦争を止めるために必要な武器について話している」とした上で、「仏独はゲームチェンジャーになる可能性がある。われわれが長距離兵器を手に入れ、パイロットが最新の戦闘機を手に入れれば、ロシアの侵攻はより早く終わるだろう」などと語った。
欧米諸国は今年、ウクライナへの軍事援助を拡大し、数百台の戦車や装甲車、長距離兵器の供与を約束したが、これまでのところ欧米製の戦闘機の提供は拒否している。