[北京 13日 ロイター] - 中国とベネズエラは、経済、貿易、観光など他分野にわたる複数の相互協力文書に調印した。中国国営中央テレビ(CCTV)が13日に報じた。
北京で行われた習近平・中国国家主席とベネズエラのマドゥロ大統領との会談後に調印された。
習主席は、両国が「相互の信頼に基づく良き友人」と述べるとともに、来年は両国の国交樹立50周年に当たると指摘した。
両国はこのほか、経済・貿易、科学・技術、民間航空、航空宇宙に関する合意にも調印した。
中国メディアによると、マドゥロ大統領は、中国の「一帯一路」をベネズエラは支持すると表明。中国とロシア、インド、ブラジル、南アフリカによる新興5カ国(BRICS)や国連などの多国間枠組みを通じて中国と密に連携し、協力する用意があると述べた。
ベネズエラはBRICS加盟を模索している。
中国外務省が発表した共同声明によると、ベネズエラはBRICSが設立した新たな開発銀行のような金融機関や資金協力イニシアティブに参加する用意があり、今後も人民元の国際化を支援する。