[台北 26日 ロイター] - 台湾の蔡英文総統は26日、訪台しているオーストラリア超党派議員団と会談し、「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)」への加盟を支持するよう求めた。
CPTPPを巡っては台湾と中国が2021年に加盟を申請。ただ中国は自国領土と見なす台湾を加えることに反対している。
オーストラリアは多くの国と同様、台湾と正式な外交関係を結んでいない。
総統府の発表によると、蔡総統はまた、オーストラリアはインド太平洋地域の平和と安定の維持に重要な役割を果たし続けており、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調していると指摘。「この点で心から感謝の意を表したい」とし、「自由で開かれたインド太平洋地域を守ることは台湾とオーストラリアの共通の目標だ」と述べた。