[北京 28日 ロイター] - 中国の謝峰駐米大使はバイデン米政権に対し、数十年続く科学技術協定の更新など「実際的」な措置から始めれば緊張状態にある関係の回復につなげられると呼びかけた。
大使は10月1日の中国国慶節(建国記念日)に先立つ27日に開いた大使館のレセプションで「『中米科学技術協定』は互恵的でウィンウィンだ」と指摘した。同協定は1979年の国交樹立に合わせて調印され、以来およそ5年ごとに更新されてきた。
謝氏はこのほか、両国間の直行便をさらに倍増させることや、訪米する中国人が直面するビザ(査証)などの問題に取り組むことを求めた。