[ワシントン 12日 ロイター] - 米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は12日、近く予定するイスラエル訪問中にパレスチナ地区ガザにおける戦闘の道筋について協議する考えを示した。
サリバン氏は米紙ウォール・ストリート・ジャーナルのフォーラムで、「イスラエルがどのようにこの紛争のタイムテーブルを考えているのかが間違いなく議題となる」と語った。紛争後のイスラエルによるガザに関する計画についても協議するとした。
イスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスによる11月24日━12月1日の戦闘休止が延長されなかったことについては、ハマス側がさらなる人質解放を拒否したことが理由と非難。ハマスはなお多数の女性、高齢者、民間人の拘束を続けていることに言及し、「われわれはイスラエルに自国を守る権利があると確信している」と語った。
ホワイトハウス当局者によると、バイデン大統領は13日、ハマスの人質となった米国人の親族らとホワイトハウスで会合する予定という。