Guy Faulconbridge
[モスクワ 17日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は17日、バイデン米大統領がウクライナ戦争に勝利すればロシアは北大西洋条約機構(NATO)加盟国を攻撃する恐れがあると発言したことについて、「全くのナンセンスだ」と否定した。
バイデン氏は今月6日に演説した際、「ウクライナを掌握したとしてもプーチン大統領はそこでストップしないだろう」と述べ、ロシアがその後、NATO加盟国に攻撃を仕掛け、米国を戦争に引きずり込む恐れがあると警告した。
プーチン氏は国営テレビとのインタビューで、バイデン氏の発言は「全くのナンセンスであり、バイデン氏もそれを認識していると思う」と述べた。
「ロシアがNATO加盟国と戦う理由や利益が経済的にも軍事的にも地政学的にもない」と説明した。
一方、今年4月のフィンランドのNATO加盟について、ロシア北部の国境付近に特定軍事部隊を集中的に配備させることになると述べた。