残り24時間未満:InvestingProを55%オフで手に入れるチャンス
Hyonhee Shin
[ソウル 15日 ロイター] - 朝鮮中央通信によると、北朝鮮が14日に発射したのは新型の中長距離弾道ミサイル(IRBM)で、ほとんど準備なしで発射が可能な固体燃料を採用した。ミサイルは極超音速弾頭も搭載していた。
北朝鮮は11月、新型IRBM用の固体燃料エンジンについて実験を行ったと発表していた。昨年は固体燃料式の新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星18」の実験も、少なくとも3回実施している。
固体燃料技術の特徴と、それが北朝鮮のミサイルシステム向上にどう役立つかを以下にまとめた。
◎固体燃料の利点
固体燃料式ミサイルは発射直前に燃料を注入する必要がなく、液体燃料よりも扱いが容易で安全なことが多い。液体燃料よりロジスティクス(兵站)支援の必要性も少ないため、検知が難しく、目的地に到達しやすい。
米カーネギー国際平和基金のシニアフェロー、アンキット・パンダ氏は「こうした性能があれば、危機時にはるかに俊敏に反応できる」と話す。
◎固体燃料技術とは
固体燃料(個体推進剤)は、燃料と酸化剤の混合物だ。アルミニウムなどの金属粉が燃料となることが多く、過塩素酸アンモニウムが最も一般的な酸化剤。
燃料と酸化剤は硬いゴム状の物質で結合され、金属製のケーシングに詰められている。
固体推進剤が燃焼すると、過塩素酸アンモニウムの酸素がアルミニウムと結合し、膨大なエネルギーと華氏5000度(摂氏2760度)以上の温度が発生、推進力を生み出して発射台からミサイルを持ち上げる。
◎技術の所持国
固体燃料の歴史は、何世紀も前に中国が開発した花火にさかのぼるが、20世紀半ばに米国がより強力な推進剤を開発したことで、劇的な進歩を遂げた。
北朝鮮は小型の短距離弾道ミサイルに固体燃料を使用している。
旧ソ連は1970年代初頭に最初の固体燃料ICBMである「RT―2」を実戦配備し、次いでフランスが中距離弾道ミサイル「S3」、別名SSBSを開発した。
中国は1990年代後半に固体燃料ICBMの実験を開始した。
韓国もまた、「効率的で先進的な」固体燃料弾道ミサイル技術を確保したとしているが、今のところ、ずっと小規模なロケットにとどまっている。
◎固体か液体か
液体燃料は推進力とパワーが大きいが、より複雑な技術と余分な重量を必要とする。
固体燃料は密度が高く燃焼が速いため、短時間で推進力を生み出すことができる。固体燃料は、液体燃料の一般的な問題である劣化や分解を起こすことなく、長期間保管することができる。
北朝鮮は、「火星18」の開発が核反撃能力を「劇的に促進する」とした。
最初の発射後、韓国国防省は、北朝鮮の技術習得には「まだ時間と努力」が必要だとし、実験を重要視しない姿勢を示した。









