金の反発が続くなら:スクリーニングで浮上した金鉱株7銘柄

発行済 2026-08-06 17:30
  • 金価格が重要なテクニカル水準を上抜け、数週間の保ち合いを経て強気の勢いが戻りつつある
  • 中央銀行による買いとFRB利上げ観測の後退が、引き続き金価格を下支えしている
  • スクリーニングの結果、財務が健全で上昇余地が見込める鉱山株7銘柄が浮上した

金価格は数週間の保ち合いを経て明確に上放れ、昨日は一時1オンス=4,363.6ドルと、6月17日以来の高値をつけた。6月下旬から続いていた保ち合い局面を上抜けた形で、その前には3月から始まった調整局面があった。

今回の上昇は複数の要因が重なった結果だ。ホルムズ海峡の再開合意への期待からエネルギー主導のインフレ懸念が和らぐ一方、市場は9月のFRB利上げ観測を後退させた。利上げの織り込み確率は前日の67%から57%前後まで低下し、ドル安が進んで金の需要を押し上げた。

中央銀行の買いも長期的な支援材料であり続けている。ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によれば、各国中銀は2026年6月に計51.1トンの金を準備資産に積み増した。中国の買い越しは20カ月連続に達している。

テクニカル面でも、直近の上昇は強気の見方を補強する内容だ。金は日足チャートで重要な下降トレンドラインをすでに上抜けており、今回の続伸がそのブレイクの信頼性を高めた。

Gold price chart昨日の上昇で、金は市場の注目度が高い50日移動平均線も回復した。50日線は3月まではサポートとして機能していたが、直近の調整局面ではレジスタンスに転じていた。これを再び上回ったことで、テクニカル面の見通しはさらに改善し、市場に強気シグナルがひとつ加わった。

金の反発で恩恵が見込める金鉱株7銘柄

金に強気の勢いが戻りつつある今は、鉱山セクターの投資機会を見直す好機かもしれない。有望候補を洗い出すため、Investing.comの銘柄スクリーナーで以下の条件を満たす銘柄を検索した:

  • 金属・鉱業セクター
  • 時価総額5億ドル超
  • InvestingProフェアバリュー(適正株価)ベースで10%超の上昇余地
  • アナリスト平均目標株価ベースで10%超の上昇余地
  • 財務健全性スコア2.5/5超

このスクリーニングにより、7つの候補銘柄が浮上した。

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具体的には、これらの銘柄はフェアバリューベースで13.1%〜30.4%、アナリストコンセンサスベースで11.1%〜136.1%の上昇余地を示している。

リストに含まれる銘柄の一部を紹介する。

  • Alcoa は金鉱株ではないが、金属市況全体への補完的なエクスポージャーを提供する。同社は2026年第2四半期に過去最高の39.7億ドルの売上高を計上した一方、調整後EPSは市場予想をわずかに下回った。ピンジャラ製錬所の操業トラブルを受けてアルミナ生産ガイダンスを引き下げたものの、South32の上流資産とAliGroupの買収を通じて長期成長戦略の強化を続けている。アナリストは同株に建設的な見方を維持しており、平均目標株価は2桁の上昇余地を示唆している。
  • Nexa Resources も貴金属テーマへの間接的なエクスポージャーを提供する銘柄だ。主力は亜鉛生産だが、副産物である銀・金・銅からの収益比率が高まりつつある。2026年第2四半期決算は市場予想を上回り、純利益は9,800万ドルに増加、調整後EBITDAは前年同期比78%増の2億8,600万ドル、亜鉛生産量は8%増加した。足元の株価上昇後も、バリュエーションモデルとアナリスト目標株価は現水準からのさらなる上昇余地を示唆している。

一方、リストに含まれる残りの銘柄は、金価格の上昇を捉える手段としてはこれらよりも適しており、アナリスト予想とフェアバリューの両面でより大きな上昇余地を示している。

 

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  • Warren AI:Investing.comのAIアシスタント。リアルタイムの市場インサイト、高度なチャート分析、パーソナライズされた取引データを提供し、データに基づいた迅速な意思決定を支援します。
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