[モスクワ 22日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は22日、自身を「狂った野郎(crazy SOB)」と呼んだバイデン米大統領の発言を受け、ロシアにとりバイデン氏がトランプ前大統領よりも米大統領として好ましいことが改めて浮き彫りになったと述べた。
バイデン氏は21日に開いた選挙資金集めのイベントで「プーチンのような狂った野郎がいて、核戦争の懸念は常にあるが、人類にとって最後の存亡の危機は気候(変動)だ」と語った。
プーチン大統領は国営テレビで「われわれは大統領が誰であれ協力する用意がある」とした上で、笑みを浮かべながら、「ロシアにとり、バイデン氏の方が好ましい大統領だと確信している。今回の彼の発言から判断すると、私は断然正しい」と述べた。
プーチン大統領は先週放映されたインタビュー番組でも、トランプ前米大統領よりも、予見可能なバイデン現大統領の方が好ましいという考えを示していた。