[ビリニュス 14日 ロイター] - リトアニアの情報当局は14日、ロシア反政府活動家の故アレクセイ・ナワリヌイ氏の側近を長年務めたレオニード・ボルコフ氏が同国内で襲撃された事件で、ロシアの特殊部隊による犯行だったとの見方を示した。
ボルコフ氏は12日、リトアニアの首都ビリニュスで襲撃された。腕を骨折し、脚をハンマーで約15回殴られて負傷したという。
リトアニアの国家安全保障局のヤウニスキス局長は記者団に対し「ロシアの特殊部隊による犯行だと思われる」と述べ、「(リトアニアに拠点を置く)ロシアの反体制派の安全にわれわれはもっと注意を払う必要がある」と述べた。
「(ロシアの情報機関は)真剣にこの地域をターゲットにしており、行動を起こしている」との見方も示した。
北大西洋条約機構(NATO)に加盟するリトアニアは、ロシアやベラルーシの反体制派の拠点となっている。