【ブラジル】ボベスパ指数 94360.66 -0.13%22日のブラジル市場は3日ぶりに反落。
主要指標のボベスパ指数は前日比123.97ポイント安(-0.13%)の94360.66で取引を終えた。
95211.75から93882.56まで下落した。
買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。
米中関係の悪化懸念が再び高まっていることが圧迫材料。
米政府はビデオ監視機器メーカーなど複数の中国企業に対して米国製部品などの調達禁止を検討していると報じられた。
一方、指数の下値は限定的。
内需関連の一部に買いが広がったことが指数をサポートした。
【ロシア】MICEX指数 2638.71 -0.85%22日のロシア株式市場は続伸。
主要指標のMOEX指数は前日比22.18ポイント高(-0.85%)の2638.71で取引を終了した。
2610.46から2645.70まで上昇した。
前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。
経済指標の上振れが好感された。
4月の鉱工業生産は前年同月比で4.9%上昇し、前月の1.2%と市場予想の2.0%を上回った。
また、堅調な企業業績も関連セクターの物色手掛かりとなった。
電力大手統一エネルギーシステムはこのほど、1-3月期は35%の増益だと報告した。
【インド】SENSEX指数 39110.21 +0.36%22日のインドSENSEX指数は反発。
前日比140.41ポイント高(+0.36%)の39110.21、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同28.80ポイント高(+0.25%)の11737.90で取引を終えた。
買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。
海外市場の上昇が支援材料。
米政府がファーウェイ排除に一定の猶予を与えたことを受け、前日の欧米市場は上昇。
また、景気対策への期待が高まっていることも指数をサポートした。
【中国本土】上海総合指数 2891.70 -0.49%22日の上海総合指数は値下がり。
主要指標の上海総合指数は、前日比14.26ポイント安(-0.49%)の2891.70ポイントと反落した。
米中対立の警戒感がくすぶる流れ。
トランプ米政権は華為技術(ファーウェイ)に続き、セキュリティ機器大手の杭州海康威視数字技術(002415/SZ)に対しても禁輸措置の実施を検討しているもよう——と報じられたことがマイナスだ。
海外マネーの流出も懸念。
中国・香港間の相互取引スキームを通じた本土株売買では、売り越し規模が引き続き拡大している。
月初から21日までに相互取引が行われた10営業日の香港→本土株取引は累計425億2100万人民元(約6800億円)の売り越し。
その規模は過去最大を記録した。