こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
6/20付の「DailyOutlook」では、インバウンド関連銘柄について考察しているのでご紹介します。
まず同レポートでは、『日本株市場は良好なファンダメンタルズを背景に堅調に推移してきたが、ここにきて米中貿易問題などを嫌気する形で失速感がみられる。
米中ともに解決の糸口を探ると考えられるものの、今しばらく不透明要因として株価の頭を押さえそうだ。
しかし、このような局面においても、インバウンド関連銘柄(JapanInboundTourismIndex:小売りや鉄道など73銘柄で構成される指数)の株価は比較的堅調に推移。
足元の水準は、算出開始以来(15年12月)、最高値圏にある』と伝えています。
続けて、そうした中、本日16時に訪日外客数の5月分が公表されることを挙げ、『1~4月の累計では過去最速ペースで1,000万人を突破しており、訪日外国人増加の勢いに衰えはみられない。
2017年の外国人の延べ宿泊者数(速報値)は7,800万人泊(前年比+12.4%)と調査開始以来の最高値となった。
特に地方部への増加が著しく、全体に占める地方部のシェアは初めて4割を超えた』と分析しています。
さらに、『訪日外国人が増加した背景の一つに消費税免税制度が挙げられる。
同制度は拡充されており、7月からは免税対象要件として一般物品と消耗品のそれぞれで5,000円以上としていたものが合算で5,000円以上となる。
これにより、商品購入時に一般物品か消耗品かを考える必要はなくなり、免税店にとっては商品の買い増しにつながると期待される。
業績拡大が見込まれる内需の有望テーマとして、インバウンド関連に注目する』とまとめています。
最後にレポートでは、『TOPIXとJapanInboundTourismIndexの推移』をグラフにして紹介しています。
詳しくは6/20付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
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フィスコリサーチレポーター花田浩菜