以下が本日のマーケットで注目すべき3つのことである。
1.米非農業部門雇用者数16.5万増加の見込み
1日の取引開始前に、市場の注目は雇用統計に集まるだろう。
日本時間午後10時30分に米労働省は1月分の雇用統計を発表する。
エコノミストは、非農業部門雇用者数が1月に16.5万人増加し、失業率は3.9%に留まると見込んでいる。
平均時給は、1月に0.3%上昇すると予想されている。
日本時間2日午前0時に、全米供給管理協会(ISM)が1月分の製造業購買担当者指数 (PMI)を公表する。エコノミストは、54.2へと僅かに減少すると予測している。
さらに、ミシガン大学が同じく日本時間2日午前0時に1月分の消費者信頼感指数(確定値)を発表する。
2.アマゾン株下落の可能性
アマゾン(NASDAQ:AMZN)の株価が時間外取引で約5%下落し、今日のテクノロジーセクター株は同社株によって下落する可能性がある。
同社は容易に決算予想を上回り、予想収益を超えた収益を上げた。
だが一方で、同社の売上高見通しは再び予想を下回り、純利益見通しも控えめで、会員サービスによる収益の成長率も最近の他四半期に比べてずいぶんと低かった。
テクノロジー業界では、アップル(NASDAQ:AAPL)はグーグル(NASDAQ:GOOGL)のEnterprise Developer Certificate(社内iOS Appを開発、配布するために必要な証明書)をグーグルのアプリが規約に反しているとして使用禁止にしたという。アップルはフェイスブック(NASDAQ:FB)に対しても依然同じ措置を取っている。
3.原油関連企業と ハネウェルの決算報告
本日多くのエネルギー関連企業が決算報告を行う。
コノコフィリップス (NYSE:COP)の決算報告は予想よりも好調であった。これに続き、ダウ工業株30種に含まれているエクソンモービル(NYSE:XOM)とシェブロン(NYSE:CVX)が決算報告を行う。
アナリストは、エクソンモービルのEPS(一株当たり利益)は1.08ドルで、収益は713億ドルだと予想している。
シェブロンのEPS(一株当たり利益)は1.84ドルで、収益は410億ドルだと予測されている。
テクノロジー、製造業界における大企業であるハネウェル(NYSE:HON)も決算報告を行う。
全米プロバスケットボール協会(NBA)のチームであるニューヨーク・ニックスのオーナー、マディソン・スクエア・ガーデン(NYSE:MSG)の決算報告に注目が集まるかもしれない。ニューヨーク・ニックスはスターフォワード選手であるクリスタプス・ポルジンギスをダラス・マーベリックスへトレードしたためだ。