[シドニー 29日 ロイター] - オーストラリア連邦統計局が29日発表した7月と8月の消費者物価指数(CPI)の前年比上昇率は、ガソリン価格の上昇が穏やかになったことを受け、8月の上昇率が7月から減速した。
8月は前年比6.8%上昇。7月(同7.0%上昇)から減速し6月の水準に戻った。
ただし4─6月期の前年比6.1%は上回り、7─9月期に上昇が加速する可能性を示唆した。
統計局は「7月から上昇率がわずかに低下したのは、自動車用燃料価格の上昇が大幅に鈍化したのが主因だ。自動車用燃料の前年比上昇率は6月の43.3%から8月は15.0%に低下した」と述べた。
一方、果物や野菜は洪水の影響で大幅に値上がりし、8月の上昇率は18.6%と2倍以上となった。
光熱費も上昇しているが、月次のデータはなく、四半期データで示される。
9月分は、第3・四半期のCPIと併せて来月26日に発表される予定。